【甲子園】聖和学園がパブリックビューイング実施 現地へ行けなかった生徒約40人が声援送る

AI要約

聖和学園は石橋との初戦で劣勢に立たされるが、遠くの生徒たちが応援に集まり、逆転を期待する。

男子サッカー部は過去の経験から野球部を応援し、互いに切磋琢磨しながら成長してきた。

大会に向けて意気込みを語る生徒たちの姿が、クラブ活動の絆を感じさせる。

【甲子園】聖和学園がパブリックビューイング実施 現地へ行けなかった生徒約40人が声援送る

<全国高校野球選手権:石橋-聖和学園>◇13日◇2回戦

 春夏通して甲子園初出場の聖和学園(宮城)が石橋(栃木)との初戦を迎えた。同校三神峯キャンパスではパブリックビューイング(PV)が行われ、現地へ行けなかった生徒約40人が集まった。生徒らは、チャンス時やピンチを切り抜けるたびに大歓声をあげて盛り上げ、約860キロ離れた聖地にエールを送っている。

 聖和学園は5回終了時点で0-4と劣勢。全国高校サッカー選手権で、2年ぶりの出場を狙う男子サッカー部のDF菅原拓也主将(3年)は「仙台育英にも8点取って勝っているので、逆転してほしい」と後半の逆転劇に期待を寄せる。野球部の三浦広大主将(3年)とは同じクラスであり、5月から席も隣だという。甲子園切符をつかんだ7月23日はすでに夏休みに入っていたため、LINEを通じて祝福のメッセージを送った。

 男子サッカー部は昨年、2年連続の選手権出場を狙ったが、準決勝で仙台育英に敗れた。そして今年は野球部が仙台育英との決勝を制し、聖地行きを決めた。「野球部が県大会で仙台育英に勝ったのを見て、サッカー部ももう1度、『大舞台に行くぞ』という気持ちが高まった」と、刺激を受けている。競技は違うが、全国大会に向けてお互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、成長を続けてきた。仲間の勝利を信じ、宮城からエールを送り続ける。