日本との寒暖差で「ほっぺが冷たくなってビックリ」 原英莉花がスコットランドで気合の調整

AI要約

原英莉花が米国女子ツアーへの参戦を果たし、寒さと雨風の中で練習をこなす。

将来の目標や挑戦意欲を強く持ち、世界ランキングを上げることに意欲を見せる。

最終的にはAIG女子オープンへの出場を目指し、調整に余念がない様子。

日本との寒暖差で「ほっぺが冷たくなってビックリ」 原英莉花がスコットランドで気合の調整

<ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 事前情報◇13日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6584ヤード・パー72>

原英莉花が今年2月に行われた「ホンダLPGAタイランド」以来の米国女子ツアーへ参戦。練習日となった現地時間13日にはみっちり1ラウンドをこなした。

朝から鉛色の空が広がったこの日は、次第に雨風も強まり、寒さで手がかじかむほどの気候に。「久しぶりにほっぺが冷たくなってビックリ」。先週の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」まで日本で過ごし、そこからのスコットランドということもあり、寒暖差に驚きを隠せない。

主催者推薦で出場。「チャンスをいただけたことはありがたいですし、やっぱりモノにしたい」と意気込みは十分だ。かねて米国女子ツアーへの挑戦を明言しており「来年はこっち(米国女子ツアー)で戦いたいと思っていますし、その中で世界ランキングも上げていきたい」と将来を見据える一戦とも捉えている。昨年は米ツアー出場権をかけた2次予選会に出場したものの、スコア誤記により失格という苦い経験も味わった。今季も予選会に出場する意向を示しており、現在100位の世界ランキングを最終予選会(Qシリーズ)から出場できる75位以内に上げることも目標の一つとなる。

そして、このコースは初めてのラウンド。3年前に出場した「AIG女子オープン」はカーヌスティゴルフリンクスが舞台で、リンクスは経験済みだが「すごいゴルフ場で、技術も脳みそもフル活用しないといけない」と早速、警戒感を示した。 そして今大会で上位3名に入れば、来週のAIG女子オープンへの出場も可能になる。「憧れの地」というセント・アンド・リュースで行われる今季メジャー最終戦への思いは強く「(全英も)目指してきているので、しっかりつかむところはつかみたい」と気合も入る。

6月の国内ツアー「資生堂 レディスオープン」で3位に入ると、先週もトップ10入り。それでも「調子はよくなってきているのですが、変なところでミスしたりとつかみ切れていない」と最後の1ピースがハマらない。そんな中、急遽参戦が決まった今大会だけあり「4日間しっかり戦えるように準備したい」。そんな言葉通り、冷たい雨風が吹き荒れるなか決行した1ラウンドだった。その後もパター練習を行い、調整に余念はない。(文・齊藤啓介)