【マラソン】赤崎暁が自己ベストで6位入賞「チョー楽しかった。最高です」13位大迫「ロスへ」

AI要約

赤崎暁が男子マラソンで日本人トップの6位入賞を果たし、自己ベストを更新

大迫傑は13位で、元銀メダリストの期待に応えられず

小山直城は世界レベルの大会初出場で粘りの走りを披露

<パリオリンピック(五輪):陸上>◇10日◇男子マラソン◇パリ市庁舎前~アンヴァリッド(42・195キロ)

 【パリ=藤塚大輔】男子マラソンで赤崎暁(あきら、26=九電工)が日本人トップの2時間7分32秒で6位となり、前回東京五輪6位の大迫傑(33=ナイキ)に続く入賞を果たした。日本人として92年バルセロナ五輪で銀メダルを獲得した森下広一以来のメダル獲得を狙っていたが、最終盤に力尽きた。大迫は13位、小山直城(28=ホンダ)23位だった。優勝はエチオピアのタミラト・トラ。2時間6分26秒のオリンピック記録となった。3連覇を狙ったエリウド・キプチョゲ(ケニア)は表彰台はおろか、入賞もかなわなかった。

 日本選手のコメントは以下

 赤崎暁のコメント いや、もうチョー楽しかったです。もう最高です。自己ベストよりも、やっぱ入賞できたことがうれしかったです。今までで本当に一番、最高でした、楽しかったです。この3カ月間、途中、落ち込むこともありましたけど、しっかり練習(坂道トレーニング)の成果を出すことが出来たのかなと思います。オリンピックの代表にならせてもらって、本当に最高な今日1日になったなと思います。(自己ベストを1分30秒ほど更新し)タイムに関しては監督からも、お前は(2時間)5分、6分台は出る練習はしていると(言われていた)。この起伏のあるコースで7分台というのは、自分にとってすごくプラスというか、良かったのかなと思います。

 大迫傑のコメント 非常にタフなコースだったんですけど、何番ですか?(13位と聞かされ)納得いく順位じゃなかったけど、しっかり最後まであきらめずに走れたんで良かったかなと思います。(レースを振り返り)1つ1つ前を追ってというか、上りで力を使ってしまったという部分もあったので、まあ、最後までやり切ろうと思って走りました。(ゴール直後に赤崎と会話した)彼は前半も良かったんで、もしかしたらメダル、とも思ったんですけど、6位ということで本当は僕自身も、もうちょっと前に出たかったんですけどね。ただ、毎年(毎回)こうやって入賞を積み重ねることは大事だと思うし、僕も、これにおごらずにロスに向けてあと4年、しっかりと準備して行けるように頑張りたいと思います。

 小山直城のコメント 本当に長い苦しいレースでした。最初の上り、18キロぐらいで先頭に離されて、そこから粘るだけだったんですけど、たくさんの応援でしっかり最後まで走れたのは良かったと思います。私自身にとって初めての世界レベルの大会だったんで、この経験は本当に、とても役立つと思います。チームの目標のニューイヤー駅伝、このオリンピック、世界陸上に戻ってこれるように練習を頑張りたいと思います。