性別騒動のヘリフが告訴 ネット中傷と「闘う」―ボクシング女子〔五輪〕

AI要約

アルジェリアのボクシング選手イマネ・ヘリフが性別問題を巡りオンラインハラスメントに遭い、パリの検察に告訴状提出。

ヘリフ選手は性別検査で失格とされたが五輪では活躍し、SNSで中傷を受けていると明かしていた。

弁護士は「正義と尊厳と名誉のために闘いを始める」とコメント。

 パリ五輪のボクシング女子66キロ級金メダリストで、性別問題を巡って論争を呼んだアルジェリアのイマネ・ヘリフ選手(25)が「オンラインハラスメント(インターネット上での嫌がらせ)」を受けたとして、パリの検察当局に告訴状を提出した。

 AFP通信が10日に報じた。

 担当の弁護士は「正義と尊厳と名誉のために新たな闘いを始める決断をした」との声明を出した。

 ヘリフ選手は昨年行われた国際ボクシング協会(IBA)主催の世界選手権を性別検査で失格とされていたが、五輪への出場は認められ圧倒的な実力を示したことで物議を醸した。メダリストの記者会見で同選手は「私は普通の女性」と強調。SNSで中傷を受けていることを明かしていた。