「世界選抜」藤田菜七子騎手は8ポイント獲得も勝利はならず「技術的にもまだまだだと痛感」

AI要約

世界の名手が集まるシャーガーカップで、日本から参戦した藤田菜七子騎手は、未勝利に終わるもチームメイトのポイント獲得に貢献できなかったことを悔やみ、成長を誓った。

菜七子は19年以来2度目の海外騎乗で、ポイントを獲得できず。過去にウィメンジョッキーズワールドカップで活躍したが、今回は勝利を手にすることができなかった。

優勝は女性騎手選抜チームが獲得し、最多ポイント獲得騎手はH・ターナー騎手だった。

「世界選抜」藤田菜七子騎手は8ポイント獲得も勝利はならず「技術的にもまだまだだと痛感」

 世界の名手が集い4チーム12騎手で争われるシャーガーカップ(英国・アスコット競馬場)が現地時間10日(日本時間同日深夜)行われ、日本から参戦した藤田菜七子騎手=美浦・根本康広厩舎=は、計5レースに騎乗したものの未勝利に終わった。

 19年以来2度目の参戦となった菜七子は、今回は「世界選抜」の一員として騎乗した。1Rで4着に入り5ポイントを獲得した後、3Rが9着、4Rは6着、5Rは7着に終わり、獲得ポイントはなし。6Rで5着となり3ポイントを重ねたが、勝利はならなかった。菜七子は「チームメイトの2人が勝利を挙げた一方で、自分自身はチームのポイントにあまり貢献できなかったことに悔しく申し訳ない気持ちですし、技術的にもまだまだだと痛感しました。この経験を生かして、もっといい騎乗ができるよう日本に帰った後も頑張っていきたいです」とコメントした。

 19年にスウェーデンで開催された国際女性騎手招待競走「ウィメンジョッキーズワールドカップ」では海外初勝利を含む2勝の活躍。総合優勝を獲得し「女性騎手世界一」に輝いたが、それ以来の海外騎乗Vはならなかった。

 優勝は71ポイントを獲得した「女性騎手選抜」。最多ポイント獲得騎手は35ポイントでH・ターナー騎手だった。