ブレイキン HIRO10は涙の予選敗退 神ワザ連発も評価得られず 判定に不満の観客がブーイング 

AI要約

HIRO10はパリ五輪のブレイキン競技で予選敗退となり、3試合全敗だった。

中国人ダンサー、SHIGEKIX、米国人ダンサーVICTORとの対戦で一生懸命に闘ったが、勝利を挙げることはできなかった。

観客からの期待を一身に受けるものの、最後まで闘い続けたHIRO10は涙とともに観客への感謝を示した。

ブレイキン HIRO10は涙の予選敗退 神ワザ連発も評価得られず 判定に不満の観客がブーイング 

 ◇パリ五輪第16日 ブレイキン(2024年8月10日 コンコルド広場)

 パリ五輪唯一の新競技ブレイキンは男子1次リーグが行われ、A組の大能寛飛(19=ダンサー名・HIRO10)は予選敗退に終わった。

 HIRO10は初戦で中国人ダンサーと対戦。国際的に高く評価されているパワームーブを披露するとコンコルド広場のバイブスは最高潮に達した。しかし、完成度で相手に軍配が上がり、0-2で落とした。

 第2戦はSHIGEKIXとの日本人対決が実現。技術が詰まった技の応酬を見せたが、2ラウンドともSHIGEKIXが制した。

 1次リーグ最終戦は世界選手権王者の米国人ダンサーVICTORと対戦。HIRO10はヘッドスピンなど得意のパワームーブを連発し、会場は大興奮。しかし、0-2でVICTORが準々決勝進出を決めると、判定に不満の観客は大ブーイング。HIRO10は目に涙を浮かべながら観客の応援に感謝した。