ホワイトソックスのサイズモア新監督が話題 インターンから1年以内でMLBの指揮官抜てき

AI要約

ホワイトソックスはペドロ・グリフォル監督を解任し、代わってグレーディ・サイズモア・コーチが指揮を暫定的に執ることになった。

サイズモア氏は選手として活躍した後、インターンからわずか1年でMLBの監督に就任する異例のスピード出世を遂げた。

彼の人生は急展開を続け、選手からコーチへ、そして監督へとキャリアを積み重ねている。

ホワイトソックスのサイズモア新監督が話題 インターンから1年以内でMLBの指揮官抜てき

 ホワイトソックスは8日(日本時間9日)、ペドロ・グリフォル監督(54)を解任したと発表した。就任2年目の今季はリーグ記録に並ぶ21連敗を喫するなど28勝89敗と不振で地区最下位に沈んでいた。代わってグレーディ・サイズモア・コーチ(42)が暫定的に指揮を執るが、同コーチの異例のスピード出世が話題となっている。

 サイズモア氏は04年にインディアンス(現ガーディアンズ)でデビューし、中堅手として活躍。06年から3年連続でオールスターに選出され、この間にゴールドグラブ賞を2度、シルバースラッガー賞を1度受賞した。09年以降は故障に悩まされ、12、13年は全休。その後レッドソックス、フィリーズ、レイズを経て15年を最後に現役引退した。

 17年にはインディアンスのフロント入りするも、家族との時間を優先するため退任。そして23年、仕事復帰を決めダイヤモンドバックスで育成を担当していた元チームメートのジョシュ・バーフィールド氏に連絡を取り、球団で働けないか相談。しかし空いている枠がなく、時給15ドル(約2250円)のインターンを受け入れ従事した。そして昨季終了後にバーフィールド氏がホワイトソックスのGM補佐に就任した際、入閣を推薦されてコーチに就任。インターンから1年以内でMLBの監督に抜てきされたとして話題を集めている。