レスリング53キロ級の藤波が金 「負けなし」継続の137連勝目

AI要約

藤波朱理がパリオリンピックで金メダルを獲得し、連勝記録を更新した。

藤波朱理は幼少期からレスリングを始め、数々のタイトルを獲得してきた。

怪我を乗り越えて復帰し、父や伊調馨からの指導を受けながら活躍している。

レスリング53キロ級の藤波が金 「負けなし」継続の137連勝目

 パリオリンピック(五輪)第14日の8日、レスリング女子53キロ級の藤波朱理(20)=日体大=が金メダルを獲得した。中学2年から負けなしで、昨年4月には、五輪3大会連続で金メダルの吉田沙保里が記録した119連勝に並び、今大会で137連勝とした。

 三重県出身。父・俊一さんの指導の下、4歳でレスリングを始めた。片足タックルを強みに、小学生で全国少年少女選手権4度優勝。全国中学選手権でも頂点に立った。

 高校1年で全国総体を制し、17歳だった20年に全日本選手権で優勝。23年の世界選手権で2度目の優勝を飾り、パリ五輪代表を決めた。日体大では父のほか、五輪4連覇の伊調馨の指導も受けている。

 5カ月前、練習中に左ひじの靱帯(じんたい)を断裂し、手術を受けた。公式戦は今年1月以来だった。