【レスリング】あいみょん大好き桜井つぐみ、金メダル取って対面「夢じゃない」大会前メッセージ

AI要約

女子57キロ級の桜井つぐみが準決勝でヘレン・マルーリスを破り、決勝進出を決め銀メダル以上を確定させる

桜井つぐみは試合中に大技を決めるなどして劣勢を跳ね返し、高揚感を感じながら戦う

大好きな歌手あいみょんからの応援メッセージを受けてやる気を高め、優勝を目指す姿勢を見せる

【レスリング】あいみょん大好き桜井つぐみ、金メダル取って対面「夢じゃない」大会前メッセージ

<パリオリンピック(五輪):レスリング>◇8日(日本時間9日)◇女子フリースタイル57キロ級◇準決勝◇シャンドマルス・アリーナ

 【パリ=阿部健吾】女子57キロ級の桜井つぐみ(22=育英大助手)が決勝進出を決めて、銀メダル以上を確定させた。準決勝では16年リオデジャネイロ五輪で吉田沙保里の4連覇を阻んで金メダルを獲得したヘレン・マルーリス(32=米国)を10-4で破った。

 第1ピリオドで足をかけられてテイクダウンを奪われて2点のリードを許した。「そこの防御の練習もしていましたが、かかってしまって。でも試合の中で修正して、相手が来たところがチャンスなので、そこも狙ったり」と冷静だった。反転攻勢に出て4点を得る大技を決めるなど、劣勢をすぐにはね返した。

 顔には高揚感がうかがえる。「試合中すごく歓声が聞こえて、自分がポイント取ったりとか、取られた時もそうだし、すごい盛り上がる。全部自分のいいように捉えて、自分の応援をしてもらってるって思って戦いました」と雰囲気を味わっている。

 試合後にも、楽しみがふくらむ。自身のインスタグラムの紹介には「あいみょんと田中圭に認知されるために生きる22歳社会人一年目」と書くほど大好きな歌手のあいみょんから、大会前にSNSを通じてメッセージをもらった。「びっくりして、ほんとにうれしくて。やる気にも繋がったし、夢あるなと思った」と振り返る声が弾む。「優勝したら会えるのも夢じゃないかな」と思い描いた。