男子110メートル障害で決勝進出逃した泉谷駿介 課題修正できず不安的中

AI要約

泉谷駿介は110メートル障害準決勝で3組3着に終わり、決勝進出を逃した。

レース中に前半のリズムやハードル間の動きが不調であることに気づき、自身の不安が的中した。

泉谷は五輪での目標であるメダルに届かず、今後の課題を整理して前向きに取り組むことを決意した。

男子110メートル障害で決勝進出逃した泉谷駿介 課題修正できず不安的中

「薄々こうなるんじゃないかというのが自分が心の中にあった」。陸上の男子110メートル障害準決勝を走り終えた泉谷駿介が、落ち着いた表情で吐露した。13秒32で3組3着にとどまり、決勝進出はならず。レース前から抱えた不安が的中した。

前半のリズムが作れず、ハードル間の動きもうまくいかない今季の課題が修正できなかった。2台目でハードルにぶつけてそのまま立て直すことができず。「直前になって、五輪にあまり出たくないなという気持ちが大きくなってしまった」と、気持ちの面でも後ろ向きになっていた。

昨年の世界選手権で日本勢初のファイナリストとなり、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグでも結果を出すなどしてきたが、五輪では2大会連続で準決勝で敗れた。メダルの目標に届かず、「整理して今後につなげていけたら」と肩を落とした。(小川寛太)