【レスリング】金メダル日下尚、人生「変わりました」信じたのは「自分と過去の練習量」/一問一答
日下尚が男子グレコローマンスタイル77キロ級で五輪制覇を果たし、日本勢のグレコとして60年ぶりの金メダル獲得となった。
日下は夢をかなえた喜びを語り、自身の人生を変えた瞬間と練習量への思いを明かした。
また、過去の偉大な先輩や昨日の金メダリストが自らに刺激を与えたことを語っている。
<パリオリンピック(五輪):レスリング>◇7日(日本時間8日)◇男子グレコローマンスタイル77キロ級決勝◇シャンドマルス・アリーナ
男子グレコローマンスタイル77キロ級の日下尚(23=三恵海運)が初出場で世界一の座に駆け上がった。決勝でジェメブ・ジャドラエフ(カザフスタン)に勝利し、日本グレコ史上最重量での五輪制覇を飾った。日本勢のグレコとしては、同じ日体大OBの60キロ級・文田健一郎に続く2個目金メダルで、複数獲得は1964年東京五輪以来60年ぶりとなった。
主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-名前の由来(高橋尚子さんと同じ)金メダリストになった
「夢を見てるようです。最高に楽しい6分間でした」
-人生を変えたいと言っていた
「変わりました。このために、小さい頃からきつい思いを乗り越えてやってきたので、本当に優勝できてよかったです」
-決勝でも前に出続けた
「正直、自分のプラン通りの試合展開ではなかったんですけど。最後は自分を信じることしかできなくて。マットの上に上がったら誰も助けてくれないし、信じるのは自分と、過去の練習量、自分がやってきた全てを信じて、自分自身を奮い立たせて前に出続けました」
-人一倍の練習量、気持ちを支えてくれたものは
「やっぱりオリンピックへの憧れというものが1番強くて、自分自身オリンピックに憧れてレスリングを続けてきて、憧れの場所でこうして優勝できたことは、なんかまだ現実か分からないです」
-(男子60キロ級の文田健一郎に続いて)日本グレコローマン2日連続の金メダル。昨日の金メダルは刺激になったか
「そうですね。中学、高校生の時に健一郎先輩が世界チャンピオンになって、本当に憧れの選手が先輩として自分を引っ張っていってくれたなって感じです」