【レスリング】日下尚「うどんパワーで耐え抜きました」前夜に勝負メシをチャージし金に王手 パリ五輪

AI要約

男子グレコローマンスタイル77キロ級で初出場の日下尚が銀メダル以上を確定させる決勝進出を決めた。

日下はうどん好きで、試合前にルーティンとして勝負メシとして食べるが、今回は少量しか食べられなかった。

日下は決勝に進出し、優勝を目指しており、体重を落として準備を整える様子が伺える。

【レスリング】日下尚「うどんパワーで耐え抜きました」前夜に勝負メシをチャージし金に王手 パリ五輪

 ◇パリ五輪12日目 レスリング(2024年8月6日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子グレコローマンスタイル77キロ級で初出場の日下尚(23=三恵海運)が準決勝でマルハス・アモヤン(アルメニア)を3―1で下し、銀メダル以上を確定させる決勝進出を決めた。同スタイルの決勝進出は60キロ級の文田健一郎から2日連続で、日本勢の活躍が目立っている。

 試合後、「本当は自分の目標は決勝なので、うれしくないと言いたいところなんですけど、正直、めちゃくちゃうれしいです」と話した日下は、香川県高松市出身。好物は讃岐っ子らしくうどんで、実家の近所にある名店「あづまうどん」をこよなく愛する。海外遠征でも乾麺を持参し、試合の前日に“勝負メシ”として食べることをルーティンとしているが、今回、口にしたうどんは少量だという。

 「すすりました。コシがチャージされて、(準決勝の)ラスト2分、うどんパワーで耐え抜きました。ただ、ちょっと体重が(前夜の時点で)750(グラム)オーバーしていたので、軽くすすって。それだけしかできなかったっすね」と普段よりも少ない量しか食べられなかったことを明かした。

 それでも会心の勝利を挙げ、いよいよ7日には決勝を控える。「人生を変えるためにここに来た。こんなところで満足していないので、最後は(優勝して)人生を変えてきたいと思います」と話した日下。決勝前の勝負メシについては「ちょっと体重を落とさないといけないので、代休次第ですけど、計量をクリアしたらすすりたい」と話した。