過去2番目に遅い試合終了 智弁学園×岐阜城北、タイブレークの激闘

AI要約

第106回全国高校野球選手権大会の第1日第3試合は、智弁学園と岐阜城北が延長タイブレークを戦い、智弁学園が9-6で競り勝った。

試合は午後9時36分に終了し、2番目に遅い終了時刻となった。

2部制導入の影響で開始遅延、熱戦は2時間44分続き、智弁学園の山崎光留捕手と岐阜城北の富田舜士主将はナイターでの経験を共に語った。

過去2番目に遅い試合終了 智弁学園×岐阜城北、タイブレークの激闘

 第106回全国高校野球選手権大会の第1日第3試合は、智弁学園(奈良)と岐阜城北が互いに譲らず、延長タイブレークへ。十一回に智弁学園が3点を勝ち越し、9―6で競り勝った。

 決着は午後9時36分。試合時間が確認できる第35回(1953年)以降で、2番目に遅い終了時刻となった。

 この日は暑さ対策の一環で試合を午前と夕方に分ける「2部制」が導入され、第2試合は午後4時開始だった。試合が長引き、第3試合の開始時刻は予定より22分遅い午後6時52分に。互いに点を取り合う展開もあって、熱戦は2時間44分に及んだ。

 これまでで最も遅かったのは第103回(2021年)の小松大谷(石川)―高川学園(山口)。午後7時10分に始まり、終了は午後9時40分(試合時間2時間30分)だった。

 智弁学園の捕手、山崎光留(3年)は「開会式の後、宿舎で一度、昼寝をしてリフレッシュしてから甲子園に戻ってきた。ナイターの経験がほとんどないので、慣れていないことで苦戦したけれど、それは相手も一緒。夜になって涼しくなったし、2部制になってから初のナイターで、いい経験が出来た」と話した。

 岐阜城北の主将、富田舜士(3年)は、「開会式もあって朝も早かったけれど、この時間まで甲子園で野球がやれたのは、いい経験になった」。そして、終盤の競り合いで一歩及ばなかったことには、「ナイターの影響というより、自分たちの実力不足。弱いところが出た」と語った。