夏の甲子園8連敗中の鳥取代表 10年ぶり初戦突破を懸けた相手は…

AI要約

第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が行われ、鳥取城北は初戦の2回戦で明徳義塾と対戦することが決まった。

鳥取城北は夏の甲子園初戦で8連敗中であり、今年も6年ぶりの出場となる。対戦相手は優勝経験のある明徳義塾であり、石黒主将は難敵と認識している。

過去に明徳義塾と対戦した際は敗れており、鳥取城北も鶴岡東や龍谷大平安との対戦で初戦突破が難しい状況。石黒主将はジンクスを乗り越え、優勝を目指す意気込みを見せている。

夏の甲子園8連敗中の鳥取代表 10年ぶり初戦突破を懸けた相手は…

 第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会は4日、大阪市内であり、鳥取城北(鳥取)は初戦の2回戦で明徳義塾(高知)と対戦することが決まった。

 鳥取県代表は夏の甲子園初戦で8連敗中(新型コロナウイルスで中止となった2020年を除く)。相手はいずれも甲子園常連の名門校ばかりで、今年も6年ぶり出場の鳥取城北が、23回目出場で優勝経験のある明徳義塾に挑む。

 「すごい相手と当たった」。抽選会に出席した鳥取城北の石黒尚主将(3年)は明徳義塾との抽選を引き当て、思わず苦笑した。鳥取県代表は15年の第97回大会で、初戦の2回戦で鳥取城北が鶴岡東(山形)に負けて以降8連敗中。その間の初戦は大阪桐蔭や智弁和歌山、仙台育英(宮城)、履正社(大阪)といった名門校ばかりを引き当ててきた。

 明徳義塾とは、境が16年の第98回大会で、初戦の2回戦で顔を合わせているが、2―7で敗れている。鳥取城北も鳥取県勢の8連敗中に2度出場しているが、鶴岡東に敗れたほか18年の第100回大会で龍谷大平安(京都)に2―3で競り負けている。

 「どこと当たっても強豪しかいない。ちゃんと勝って『弱い鳥取』は卒業したい」。石黒主将はそう力を込めた。初戦突破となれば実に10年ぶり。嫌な「初戦のジンクス」を今年こそは乗り越えたい。【吉川雄飛】