リヴァプールだけがプレミアで未だ補強なし スロット監督質問攻めに「それほど簡単ではない」

AI要約

リヴァプールはプレシーズンツアーで3連勝し、新監督アルネ・スロットのもとで好調なスタートを切っているが、新戦力獲得の遅れにファンが不満を持っている。

監督は新加入選手の獲得に難航しており、適切な選手の見極めや契約条件の合意が難航している様子。

特にアンカーとウイングのポジションへの補強が焦点となっており、選手の移籍話も進展が見られず開幕に向け不安が残る。

リヴァプールだけがプレミアで未だ補強なし スロット監督質問攻めに「それほど簡単ではない」

アメリカで行われたプレシーズンツアーで3戦すべてに勝利し、新指揮官アルネ・スロットのもとで順調にチームがまとまりつつあることをアピールしたリヴァプール。しかし母国のファンは、このプレシーズンに満足しているわけではないようだ。理由は、プレミアクラブの中でリヴァプールだけが唯一、今夏の補強に未だ成功していないからだ。

プレシーズンマッチの試合後に記者会見に臨んだスロット監督は、記者たちからその点について質問攻めにされたようだ。英『Daily Mail』などが指揮官のコメントを伝えた。

「皆さんが、新加入選手にかなり注目していることに気づきました。私はツアー、我々のプレイ、改善すべき点、そして上手くいった点に着目しています。先程も申し上げたように、我々には優秀な選手がたくさんいるので、新加入選手のハードルは本当に高いのです」

「まず、そうした基準を満たす選手を見つけて、それから『彼は出場可能か?』と問い合わせるのは、それほど簡単なことではありません。その後、彼らと合意点を見つけなければなりません。ですから、我々の助けになる選手を見つけるのは必ずしも簡単なことではないのです。リチャード(・ヒューズ、スポーツディレクター)は懸命に取り組んでおり、この結果がどうなるか見てみましょう」

補強が取りざたされているのはアンカー、そしてウイングのポジションなどだ。アンカーに関してはプレシーズンを見る限りスロットが遠藤航をあまり気に入っていないと『Daily Mail』が伝えているが、マンチェスター・ユナイテッド戦でも使われたライアン・グラフェンベルフにまずはその役割を託すつもりなのかもしれない。そしてウイングに関しては、契約年数が残り1年となったモハメド・サラーの後釜探しが喫緊の課題と言われる。

ニューカッスルのアンソニー・ゴードン獲得のためにジョー・ゴメスを含めた取引を画策しているとの話もあるが、これもニューカッスルに選手を売却する必要性がなくなったためか進展を見せない。リーグ開幕が刻一刻と近づいているが、レッズは果たして監督が満足する新戦力を確保することができるだろうか。