【夏の甲子園49代表校データランキング・攻撃編】唯一公立校がトップに立った項目は!?

AI要約

2024年度の第106回全国高校野球選手権大会が7日に開幕する。各都道府県の戦いのデータをもとに、打撃部門で簡単なランキングを作成。チームの打率、本塁打数、盗塁数、個人の打率などが明らかになっている。

神村学園、青森山田などの強豪校が.350以上の打率を誇り、春夏連続出場のチームがトップを争う。本塁打数や盗塁数でも各チームの力が表れている。

個人では大社の藤原選手が打率と盗塁数でトップに立ち、報徳学園の安井選手が17安打を記録。木更津総合の羽根選手は本塁打数で個人最多を記録している。

【夏の甲子園49代表校データランキング・攻撃編】唯一公立校がトップに立った項目は!?

 2024年度の第106回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)が7日に開幕する。すでに組み合わせが決定し、選手たちも戦闘モードに入っている。

 今年はどのチームが強いのか。どんな選手が活躍しそうなのか。各都道府県の戦いのデータをもとに、打撃部門で簡単なランキングを作ってみた。

 チームの打率のランキング上位は次の通り。(打率.350以上)

1位 神村学園 .403

2位 青森山田 .401

3位 東海大相模 .395

4位 智辯和歌山 .393

5位 岐阜城北 .385

6位 大阪桐蔭 .384

7位 西日本短大附 .381

8位 日本航空 .379

9位 健大高崎 .371

10位 滋賀学園 .362

11位 京都国際 .361

12位 白樺学園 .358

13位 早稲田実業 .354

14位 報徳学園 .352、聖カタリナ .352

 鹿児島県を連覇した神村学園と、7年ぶりの出場となった青森山田が4割台をマークして甲子園に乗り込む。ともに春夏連続出場で、甲子園の頂点をつかみにいく。この2チームに続くのが、東海大相模(神奈川)、智辯和歌山(和歌山)、大阪桐蔭(大阪)など、そうそうたる強豪に交じって、岐阜大会を制した岐阜城北の名前も入った。6試合で60得点をマークした打撃を甲子園で披露できるか。ちなみに宮崎商(宮崎)は出場校一番低いチーム打率.247で夏を勝ち抜いてきた。

 チームの本塁打数のランキングは以下の通り。(5本以上)

1位 健大高崎 7本(5試合)

2位 青森山田 6本(5試合)

3位 木更津総合 5本(7試合)、東海大相模 5本(7試合)

 春夏連覇を狙う健大高崎(群馬)がトップ。青森山田、木更津総合(千葉)、東海大相模は長打力も十分に兼ね備えている。なお、17チームが本塁打0だった。

 チームの盗塁数は以下の通り。(20以上)

1位 東海大相模 29(7試合)、大社 29(6試合)

3位 花咲徳栄 26(7試合)

4位 長野日大 24(6試合)

5位 岐阜城北 21(6試合)

 東海大相模と並んでトップに立ったのは大社(島根)。東海大相模より1試合少ないなかで盗塁数はトップだった。1番打者の藤原 佑外野手(3年)は1人で12盗塁をマークした。50メートル走5秒8の俊足を甲子園でも披露するのか。逆にチーム盗塁数が一番少なかったのが明徳義塾(高知)と鳴門渦潮(徳島)で、わずか1個だった。

 個人の打率のランキングは以下の通り。(打率.600以上)

1位 藤原 佑外野手(3年=大社).667(18打数12安打)

2位 安井 康起外野手(3年=報徳学園).654(26打数17安打)

3位 才田 和空内野手(3年=東海大相模).636(22打数14安打)

松井 莱翔外野手(2年=明徳義塾).636(11打数7安打)

5位 窪田 洋祐外野手(2年=札幌日大).632(19打数12安打)

6位 志田 隆之助内野手(3年=聖光学院).611(18打数11安打)

7位 上田 潤一郎捕手(3年=智辯和歌山).600(15打数9安打)

 大社の藤原は打率、盗塁数で個人トップに立った。盗塁数では2位に5差をつけるダントツぶりで、1番打者としての活躍に期待される。

 報徳学園・安井の17安打は、もちろん参加出場選手中トップ。3番打者として7試合を消化し、チームトップの26打数で、この打率には価値がある。

 本塁打の個人最多は、木更津総合の羽根 徹平捕手(3年)で、ただ1人3本を放った。

 夏の甲子園は打力が発揮される場所でもある。新基準のバットになってもその傾向は同じだろう。球児らの熱の入った打撃に注目だ。