左腕不安の中、まず快勝 早田「助けてもらった」〔五輪〕

AI要約

早田は故障を抱えながらも女子シングルスの銅メダルを獲得し、ダブルスでは平野と組んで挑んだ。

痛みが完全に引くには数週間かかると診断され、早田は今後もチームメイトに支えられながら負担を減らす努力を続ける。

日本女子にとって、今はエースを支える重要な時期だ。

左腕不安の中、まず快勝 早田「助けてもらった」〔五輪〕

 ラケットを持つ左の腕に故障を抱える早田は、平野と組んで第1試合に起用された。

 痛みをこらえて女子シングルスの銅メダルを獲得したのは3日のこと。患部にはテーピングを施したままだったが、フォアを軸に攻めて危なげなく勝ち切った。

 ダブルスであれば、互いの立ち位置次第で手首への負担が大きいバックハンドを打つ機会を減らすことができる。不慣れなペアだけに、互いにミスも出たが、「平野選手に助けてもらって、今できることを全力でやった」と振り返った。

 女子の渡辺監督によると、痛みが完全に引くには数週間かかると診断されている。大会中の完治は厳しい見込みで、早田は「これからも(平野、張本美の)2人に頼っていく部分は多いかもしれないが、少しでも負担にならないように努力したい」。日本女子にとって、今はエースを支える時だ。