中国のエース・樊振東が悲願の金メダル！スウェーデンのモーレゴードを決勝で破る【卓球 パリ五輪】
男子シングルス決勝で樊振東がモーレゴードを4-1で下し、五輪シングルス初優勝を果たした。
樊振東が誇るエースとして舞台に立ち、対するモーレゴードは激戦を繰り広げた。
樊振東が見事に勝利し、優勝候補筆頭の栄冠を手にした。
＜パリ2024オリンピック競技大会 卓球競技 7月27日（土）～8月10日（土）＠パリ南アリーナ＞
8月4日、男子シングルス決勝で樊振東（27=中国／同4位）がモーレゴード（22=スウェーデン／同26位）をゲームカウント4-1で下し、五輪シングルス初優勝を果たした。
パリ五輪男子シングルス決勝の舞台に立ったのは、中国が誇る絶対的エースで、世界卓球男子シングルス2連覇中の樊振東。
対するは第1シードの王楚欽（中国）を破って決勝に勝ち上がった強豪スウェーデンのファンタジスタ、モーレゴード。2021年世界卓球男子シングルス決勝と同じ顔合わせとなった。
第1ゲーム、得意の鋭いバックミートとサーブで樊振東のミスを誘ったモーレゴードが先制。
第2ゲームはモーレゴードの攻めを手堅いプレーでしのいだ樊振東が取ると、勝負となった第3ゲームも樊振東が連取。
序盤、樊振東が7-3とリードを広げたが、モーレゴードがアグレッシブな回り込みドライブ、カットブロックなど多彩なテクニックで追い上げ、5本連取で逆転。
しかし、再び樊振東が巻き返すと10-9ではモーレゴードの回り込みフォア強打を回り込みフォアカウンターでストレートに打ち抜くスーパープレーを見せて、樊振東がゲームを奪ったのだ。
これで流れを引き寄せた樊振東は第4ゲームもモーレゴードを左右に振り回しながらラリーを優位に進めると、第5ゲームもリード。
10-3からは、開き直ったモーレゴードがフォアカウンターなどを決めて10-8と迫るが、最後はバックに来たロングサーブをストレートにバックドライブで打ち抜き、樊振東が勝利。
東京五輪では優勝候補筆頭と言われながら先輩の馬龍（中国）に敗れた中国の至宝が悲願の男子シングルス金メダルを獲得した。
＜パリオリンピック 男子シングルス決勝＞
樊振東（中国） 4-1 モーレゴード（スウェーデン）
7-11/11-9/11-9/11-8/11-8
