【阪神】森下翔太「いい形」“鉄板”初回攻撃で10試合連続打点 藤村、掛布抜きバースまであと3

AI要約

阪神森下翔太外野手が先制点をたたき出し、連続試合打点記録を更新。

森下は5回にも得点に貢献し、勝負どころでの一打に貪欲に取り組む姿勢を示す。

23歳の森下は球団記録を更新し、貪欲な姿勢で打点を重ねることに満足感を覚えている。

【阪神】森下翔太「いい形」“鉄板”初回攻撃で10試合連続打点 藤村、掛布抜きバースまであと3

<DeNA0-4阪神>◇4日◇横浜

 阪神森下翔太外野手(23)がまたも、いとも簡単に先制点をたたき出した。1回1死二塁からDeNA左腕ケイの内角高め155キロにくるりと体を回転させた。詰まりながらも左翼線にライナーを落とし、値千金の1点目を奪取。二塁ベースで左人さし指を空に向けた。

 「先攻で先制点を取るのが一番いい形だと思うので。いい形で行けた」

 この日も“鉄板”の初回攻撃が決まった。1番近本が内野安打で出塁し、2番中野の犠打で1死二塁。前日3日に先制2ランを放った際と同じ場面で先制タイムリーだ。「初対戦だったので軌道は読めなかったですけど、対戦した人に聞いて、イメージはしてました」とうなずいた。

 これで7月21日広島戦(甲子園)から始まった連続試合打点は10試合まで伸びた。球団では歴代1位で13試合連続打点を記録した86年バース以来、38年ぶり。前日に9試合連続で並んでいた51年藤村富美男、85年掛布雅之を抜き、2リーグ分立後では歴代単独2位の記録となった。右打者に限れば、球団最長記録だ。

 「打点には去年からこだわっていたので、打点を取ってチームが勝っているというのはすごく満足してるじゃないですけど、良い結果が出ているのかなとは思います」

 一夜で「ミスタータイガース」を抜き去った23歳。5回には1死一塁でストレートの四球を選び、4番佐藤輝の3ランにつなげた。昨季はセ・リーグ本拠地最低の打率1割5分8厘と苦しんだ横浜スタジアムで、3戦連続で役割を果たした。

 「得意不得意とかシーズンによって出ちゃうと思うので、シーズンの中で減らしていったり…。自分でアクションを起こさないと何も起きない、球場が変わっても変わらずやりたい」

 貪欲に勝負どころでの一打にこだわり続ける。【村松万里子】