ソフトバンク今宮健太いよいよ遊撃出場試合数リーグ記録更新へ 出場に懸ける熱い思い見せた出来事「ボールは投げられたから」【#好球筆打】

AI要約

ソフトバンクが日本ハムを6-4で破り、移動試合で大勝利を収めた。

今宮が大活躍し、2番打者で先発出場して流れを作り、3試合ぶりのマルチ安打を記録。

今宮はリーグ記録への王手をかける1530試合の出場数を誇りながら、謙遜しつつもプレーに対する情熱を見せている。

ソフトバンク今宮健太いよいよ遊撃出場試合数リーグ記録更新へ 出場に懸ける熱い思い見せた出来事「ボールは投げられたから」【#好球筆打】

 ◆ソフトバンク6―4日本ハム(2日、みずほペイペイドーム)

【記者コラム/#好球筆打】

 東京から福岡へ戻っての移動試合。何より大きかったのは初回の3点だった。4番山川が先制適時打を放ち、5番近藤の2ランで突き放した。チームとしては最高の試合運びだが、流れを呼び込んだのは12試合ぶりに2番で先発出場した今宮だった。1死走者なしの場面で左中間へ運ぶ二塁打。好機を演出した。

 5回の第3打席でも中前打を放ち、3試合ぶりのマルチ安打で勝利に貢献した一戦で、いよいよ節目の大記録に王手をかけた。遊撃手としての通算出場が1530試合に到達し、3日にも松井稼頭央が持つ1531試合のリーグ記録に並ぶ。

 偉大な記録の一つだが、今宮は「松井さんはその後メジャーへ行かれたし、セ・リーグは坂本さん(巨人)が2000試合以上出られている。自分の数字は大した記録じゃない」と謙遜する。ただ、試合出場に懸ける思いは誰にも負けてない。

 6月の交流戦期間中だった。今宮は試合前練習のノックでイレギュラーした打球が右手人さし指を直撃。数日後に骨折が判明したが、周囲に隠してプレーし続けた。「ボールは投げられたから」。今でも患部には血豆が残るが「プレーに支障はない」と涼しい顔だ。

 そんな今宮が出場試合数とはいえ、プロ15年目でリーグの頂点に立つのも時間の問題だ。計り知れない存在感に心から敬意を表したい。(石田泰隆)

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