【柔道】永瀬貴規「優勝を全員で勝ち取りたかったけど、悔しい」混合団体決勝はスタンドで見守る

AI要約

柔道男子81キロ級金メダリストの永瀬貴規が、混合団体戦の決勝で日本が敗れた瞬間をスタンドで見守った。

永瀬は団体戦で1試合のみの出場だが、階級が上の選手からポイントを取り、チームに貢献した。

永瀬は日本チームとフランスチームの激しい戦いをスタンドで見て、舞台の雰囲気やチームメートの努力に感動を覚えた。

【柔道】永瀬貴規「優勝を全員で勝ち取りたかったけど、悔しい」混合団体決勝はスタンドで見守る

<パリオリンピック(五輪):柔道◇3日(日本時間4日)◇混合団体戦◇決勝◇シャンドマルス・アリーナ

 柔道男子81キロ級金メダルの永瀬貴規(30=旭化成)は、日本が負けた瞬間をスタンドで見守った。

 同級では史上初の五輪連覇を達成するなど、好調だっただけに、唇をかんで悔しがった。「いやー、優勝を全員で勝ち取りたかったんですけど、やっぱ悔しいです」。

 団体戦は1試合のみの出場。階級が上の選手からポイントを取って、日本代表に貢献した。「やっぱ団体戦というのは、勝ち切るためにチーム全体の総力戦というか、全員で戦うことが大事だと思ったんで、自分は自分ができることっていうのに集中して、1試合でしたけど、私のできる力を出し切ったと思います」と続けた。

 決勝戦をスタンドで見て「やはり日本チームとフランスチームも全員が意地を出して、意地と意地の戦いって、いろいろ感じるものがありました。チームメートの頑張りを見て、やはりあの舞台であの観客とか、あの雰囲気の中で試合できるのはうらやましい気持ちと、仲間の頑張りを見てグッと来るものというか、いろんな心境になりました」。

 東京五輪は出場せずに銀、今大会は1度出場して銀を獲得した。「東京の時は試合に出なかったのですけど、全員で戦うつもりで1日を過ごしました。今回は役割があったので、試合の出番があって、1階級上の選手と試合ができて、また違った経験とか、自信だったりとかを付けることができました。個人戦が終わった後は、団体戦の準備をしていました」と話した。