【柔道】敗退号泣の阿部詩が試合復帰へ 最終日の混合団体戦初戦 日本の出場6選手に名を連ねる

AI要約

日本柔道代表が混合団体戦での金メダルを目指す最終日。前日のエントリー選手発表で注目の選手が登場し、感動の瞬間が期待される。

混合団体戦では男女14階級全員が出場し、日本チームは兄妹で連覇を狙う姿が見られる。増地監督の調整も報じられている。

混合団体戦のルールや各階級の試合順も明らかになり、19チームが参加する中、激戦が予想される。

<パリオリンピック(五輪):柔道>◇3日◇混合団体戦◇1回戦◇シャンドマルス・アリーナ

 【パリ=木下淳】最終日は混合団体戦が行われる。第1シードの日本は2回戦から登場。前日2日に各チームのエントリー選手が発表され、日本は女子52キロ級の2回戦でまさかの敗退を喫し、大会2連覇を果たせず号泣した阿部詩(24=パーク24)が初戦スペイン戦の57キロ以下級に名を連ねた。

 兄で男子66キロ級2大会連続金メダルの一二三(26=パーク24)や、前日の女子78キロ超級で左膝を痛めて敗者復活戦を棄権した素根輝(24=パーク24)も含めて男女14階級の全員がリストに名を連ねている。

 詩を巡っては、日本女子の増地克之監督が7月30日の取材で、翌31日から調整を再開することを明らかにしていた。混合団体戦が正式種目になった前回21年の東京五輪では、詩は初戦のドイツ戦に1階級下ながら1試合、出場していた。

 兄との2連覇を狙っていた個人戦で、金メダルに輝いた世界ランキング1位のケルディヨロワ(ウズベキスタン)と2回戦で対戦。技ありをリードした後、谷落としで逆転の一本負けを喫していた。

 混合団体戦は、各チームの登録メンバーから毎試合6人(男女3人ずつ)が出場する。男子が73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子が57キロ以下、70キロ以下、70キロ超。3勝3敗など同点の場合は、無作為に選ばれた階級の選手が代表戦を行う。

 計19チームが参加。今回は抽選の結果、男子90キロ超、女子57キロ以下、男子73キロ以下、女子70キロ以下、男子90キロ以下、女子70キロ超の順に試合が行われる。