ユーヴェ指揮官、今夏のキエーザ売却方針を認める「決断は下されている」

AI要約

ユヴェントス監督が今夏にフェデリコ・キエーザの売却を検討していることを明かした。

キエーザはフィオレンティーナ出身でユヴェントスに移籍後、好成績を残していたが、来夏にフリーで退団する可能性がある。

キエーザの売却先は未定であり、ユヴェントスは売却価格を引き下げているが、オファーはまだ届いていない。

ユーヴェ指揮官、今夏のキエーザ売却方針を認める「決断は下されている」

 今夏からユヴェントスを率いているチアゴ・モッタ監督が、今夏にイタリア代表FWフェデリコ・キエーザを売却する方針であることを明かした。3日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 現在26歳のキエーザは、フィオレンティーナの下部組織出身で2016年8月にトップチームデビューを果たすと、2020年10月にはユヴェントスへレンタルで加入し、約2年後に完全移籍に移行した。同クラブではこれまで公式戦通算131試合の出場で32ゴール23アシストをマーク。近年は度重なる負傷に悩まされていたが、2023-24シーズンは公式戦37試合の出場で10ゴール3アシストを記録していた。

 そんなキエーザの現行契約は2025年6月30日までとなっていることから、来夏にフリーで退団することを避けるために、今夏にユヴェントスを離れる可能性が指摘されている。

 そのような状況のなか、3日に行われたブレストとの親善試合でキエーザがメンバー外になった理由について聞かれたモッタ監督はイタリアメディア『スカイスポーツ』で「キエーザは移籍の理由でメンバーから外れている」と説明しながら、同選手が退団することは既定路線であることを認めた。

「私たちは彼らに非常に明確に伝えてきた。彼らに才能はあるけど、もっとプレー時間を得られる他の選択肢を見つけなければならない。キエーザや他の選手たちの決断は下されている」

 なお、リヴァプールやナポリ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、ニューカッスルなどがキエーザへの関心を持っていることが噂されているが、現時点で同選手の獲得を本格的に希望しているクラブはおらず、正式なオファーはまだ届いていないという。このことからユヴェントスは売却価格を2000万ユーロ(約32億円)にまで引き下げているようだが、果たしてキエーザの売却先を見つけることはできるのだろうか。