インチキ？ ズルーレット？ 柔道混合団体抽選方式でSNS騒然
AI要約
パリ・オリンピック第9日、柔道男女混合団体決勝での大熱戦が行われ、3勝3敗で抽選方式の代表戦にもつれ込む展開となった。
抽選方法がSNSで話題となり、「ズルーレット」「インチキスロット」などと批判されるほど注目を集めた。
代表戦でリネールに敗れた斉藤選手や鈴木監督のコメントから、運命的な展開についても言及された。
パリ・オリンピック第9日は3日、柔道男女混合団体が行われ、決勝でフランスと対戦した。3勝3敗となり、抽選で対戦する階級が決まる代表戦にもつれ込む大熱戦となったが、その抽選方式がSNS（ネット交流サービス）上で「ズルーレット」「インチキスロット」などと話題となった。
混合団体は階級の異なる男女各3人の計6人が戦い、先に4勝したチームが勝ちとなる。3勝3敗で並んだ場合は抽選で選ばれた階級の選手の対戦でチームの勝敗が決まるルール。
フランスとの決勝で3勝3敗になると、会場の天井付近に設置されたスクリーンに、階級の数字が知るされたルーレットのような画面が表示された。
階級の数字が回転し、90キロ超級を意味する「＋90kg」で静止。斉藤立選手と、パリ五輪の男子100キロ超級で金メダルを獲得した地元の英雄、テディ・リネール選手との代表戦が決まると、SNS上では「ズルーレット、リネール確定」「インチキスロット リネール出ると思ったわ」との声が相次いだ。
代表戦で敗れた斉藤選手は「ほんとにほんとに今日勝たないと、いつ勝つんだっていう場面で勝てなくて、ほんとに顔向けできないです」と語った。試合後、男子の鈴木桂治監督はリネールとの再戦を「運命かと思った」と話した。【森野俊】
