明日抽選会!夏の甲子園「絶対に見てみたい」対戦カード4選!
2024年度の第106回全国高校野球選手権大会が開幕。甲子園練習もスタートし、運命の組み合わせ抽選会が行われる。
想像する楽しさから、抽選前に期待の好カードを妄想する。大阪桐蔭vs金足農、健大高崎vs報徳学園など注目カードが期待される。
他にも智辯学園vs智辯和歌山、中京大中京vs早稲田実業など伝統校同士の対決も楽しみだ。センバツ再現や新たな対戦も期待される。
2024年度の第106回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)が7日に開幕する。49代表の甲子園練習もスタートし、本番モードに突入。運命の組み合わせ抽選会は4日に行われる。
常連校も初出場校も、各主将にとって、この抽選だけはドキドキする。選手、監督らも対戦相手によって戦い方も変わってくる可能性もあるだけに、重要なものとなる。
それだけに「もしも、こんなカードが実現したら」と、想像しただけで楽しくなる。抽選前に、ちょっと「期待の好カード」を妄想してみようと思う。
★大阪桐蔭(大阪)vs金足農(秋田)
個人的にはこのカードを一番期待している。2018年夏甲子園の決勝カードである。現・オリックスに所属する金足農出身の吉田 輝星投手がエースとして君臨したこの年、伸びのある直球を武器に1人で投げ抜いてチームを決勝まで導いた。「金農旋風」の主役が大阪桐蔭打線に対したが、根尾 昂投手(現・中日)、藤原 恭大外野手(現・ロッテ)ら、強力打線に打ち込まれて敗れた。その吉田の弟、吉田 大輝投手(2年)が背番号1のエースとして聖地のマウンドを踏む。吉田とすれば兄の「敵討ち」となる機会を得ることができる。盛り上がること、間違いない。
★健大高崎(群馬)vs報徳学園(兵庫)
今センバツの決勝カードの再現。これが決まれば会場はどっと沸くに違いない。春夏連覇がかかる健大高崎、その借りを返すために、夏に勝ち上がってきた報徳学園。今年の高校野球シーンを象徴する2チームが、夏の初戦で対戦するとなれば、ファンもたまらない。
★智辯学園(奈良)vs智辯和歌山(和歌山)
こちらは21年夏の甲子園決勝カード。「智辯対決」として話題をさらい、智辯和歌山が勝利して優勝した。本人たちや、学校関係者は複雑な思いになるだろうが、取材する側とすれば、互いに「智辯」と書かれたユニホームを着てプレーする珍しい光景が再び見られると思うと楽しくなる。
★中京大中京(愛知)vs早稲田実業(西東京)
今大会を代表する伝統校の対決となれば、甲子園100周年らしい話題となるだろう。過去の夏の甲子園での対戦を調べたが、意外にも対戦は少なかった。
1931年 1回戦 中京商4-3早稲田実業
2010年 2回戦 早稲田実業21-6中京大中京
(※中京商は現・中京大中京)
直近の対戦では早稲田実業が初回に7点、5回に12点と集中攻撃を見せて圧勝。中京大中京としてはリベンジをしたいところだ。
今センバツで対戦したカードの再現も面白いかもしれない。この夏に対戦する可能性があるセンバツでの対戦結果は以下の通り。
準々決勝 報徳学園4-1大阪桐蔭
2回戦 青森山田6-5広陵(延長10回タイブレーク)
2回戦 大阪桐蔭4-2神村学園
2回戦 健大高崎4-0明豊
1回戦 青森山田4-3京都国際
敗れたチームにとっては、リベンジする絶好の機会となる。
その他、こんなカードはどうだろうか。
新潟産大附(新潟)vs聖和学園(宮城)の対戦
=春夏通じて初の甲子園出場同士
中京大中京vs熊本工(熊本)
=1937年夏決勝カード(3対1で中京大中京が優勝)
今センバツでも同じように対戦カードを妄想してみたが、初戦で豊川(愛知)と阿南光(徳島)の対戦が実現した。この夏も上記のうち、初戦でいくつか「的中」が出るとうれしい。