柔道混合団体、宿敵フランスに敗れ銀メダル 代表戦にリネール登場に「ルーレットで…マジか?」の声…パリ五輪

AI要約

日本は柔道混合団体の決勝でフランスに敗れ、銀メダルを獲得。

試合は様々な階級で行われ、ネットでも盛り上がりを見せた。

日本は個人戦で金メダルを多数獲得したが、混合団体での勝利はならなかった。

柔道混合団体、宿敵フランスに敗れ銀メダル 代表戦にリネール登場に「ルーレットで…マジか?」の声…パリ五輪

◆パリ五輪 第9日 ▽柔道(3日、シャンドマルス・アリーナ)

 柔道競技の最後を締めくくる混合団体が行われ、日本は決勝で地元の宿敵・フランスと激突。代表戦の末、4―5で敗れ、銀メダルに終わった。

 3―3となった代表戦では抽選の末、リネールと斉藤が激突。ネットでは「ルーレットでリネール対斉藤 マジか?」、「インチキルーレット面白すぎて声出して笑った」、「案の定フランスの金メダリストがいる階級出してきたやんけ!インチキルーレットすぎる」、「ルーレット胡散臭くねーか?」の疑問の声が殺到する中、斉藤がリネールに敗れ、勝負は決した。

 決着直後には「団体銀メダル! だけどめちゃくちゃ悔しすぎる」、「くそー柔道団体悔しすぎる あとちょっとだったのに」などの悔しい声も上がった。

 今回、階級を超えた日本選手たちの熱闘にネットも沸騰。X(旧ツイッター)のトレンドには(1位)#柔道団体決勝、(2位)阿部一二三、(6位)角田選手、(7位)高山選手、(8位)リネールと関連用語が席巻。

 ネット上には「これぞ柔道。体重差なんて関係ない戦い すげー」、「高山、この体重差で勝った!!!! これが柔道やな」、「夏実ちゃんの巴投げ、すご過ぎて泣けた」、「混合団体決勝見てるだけで息が苦しい」、「柔道混合団体おもしろすぎる!!」、「混合柔道団体、熱い! 熱すぎる」、「観客の熱がすごい! ドアウェーの中、よく頑張った!」など様々な称賛の声が集まった。

 2大会連続で日本VSフランスとなった決勝。21年東京五輪では、新種目で開催され、フランスが4勝1敗で勝利。日本は個人戦で史上最多となる9個の金メダル(男子5、女子4)を獲得するほどの実力者をそろえたが、混合団体で有終の美を飾ることはできなかった。

 ◆日本の勝ち上がり

 ▽1回戦・スペイン戦(4―3で勝利)

 女子57キロ以下 阿部詩〇一本勝ち(大腰、袖釣り込み腰で技あり2)

 男子73キロ以下 橋本壮市●一本負け

 女子70キロ以下 高市未来〇一本勝ち(縦四方固め)

 男子90キロ以下 村尾三四郎〇優勢勝ち(技あり)

 女子70キロ超 高山莉加●反則負け(指導3)

 男子90キロ超 斉藤立●技あり(払い腰返し)

 代表戦 高市未来〇一本勝ち(小外刈り)

 ▽準々決勝・セルビア戦(4―1で勝利)

 男子73キロ以下 阿部一二三〇一本勝ち(大内刈り、大内刈りで技あり2)

 女子70キロ以下 新添左季〇一本勝ち(内股)

 男子90キロ以下 永瀬貴規〇反則勝ち(指導3)

 女子90キロ超 高山莉加●一本負け(谷落とし、背負い投げで技あり2)

 男子90キロ超 ウルフ・アロン〇一本勝ち(横四方固め)

 女子57キロ以下 舟久保遥香

 ▽準決勝・ドイツ戦(4―0で勝利)

 女子70キロ以下 新添左季〇技あり(大外刈り)

 男子90キロ以下 村尾三四郎〇一本勝ち(隅落とし、けさ固めで技あり2)

 女子70キロ超 高山莉加〇一本勝ち(横四方固め)

 男子90キロ超 ウルフ・アロン〇一本勝ち(大内刈り)

 女子57キロ以下 舟久保遥香

 男子73キロ以下 橋本壮市

 ◆混合団体の試合形式 19チームが出場し、男女3人ずつ、計6人で競う。階級は男子が73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子が57キロ以下、70キロ以下、70キロ超の3つ。先に4勝を挙げたチームが勝利となり、勝利は10点、優勢勝ちは1点、指導の差の勝利は0点とカウント。3勝3敗の場合はポイント差、それでも差がつかない場合は無作為に選ばれた階級でゴールデンスコア方式の決定戦を行う。