【卓球】「張本と樊振東、どっちが勝つ」張本智和の答えは…?大熱戦8強敗退で見えたもの/語録

AI要約

日本のエース・張本智和がパリオリンピック卓球男子シングルス準々決勝で樊振東に敗れ、初のメダル獲得を逃す。

張本は試合内容に満足しつつも、オリンピックで負けることの重みを語った。

将来の成長とメダル獲得を目指して、張本は4年後のオリンピックに向けて意気込みを述べた。

【卓球】「張本と樊振東、どっちが勝つ」張本智和の答えは…?大熱戦8強敗退で見えたもの/語録

<パリオリンピック(五輪):卓球>◇1日(日本時間2日)◇男子シングルス準々決勝◇パリ南アリーナ

 【パリ=松本航】日本のエースで世界ランク9位の張本智和(21=智和企画)が、個人初のメダルを逃した。

 過去2勝7敗、同4位で世界選手権2連覇中の樊振東(中国)に3-4で敗れた。2ゲームを先取したが追い付かれ、第5ゲームを11-4で制して勝利に王手。だが、残り2ゲームを落とし、惜しくも及ばなかった。

 試合後の張本の主なコメントは以下の通り。

 ◆「結構負けた試合の中では満足できる結果。これがオリンピックでなければ、笑顔で終われたかもしれないですけれど、オリンピックなので、結局負ければ0-4も3-4も同じ。内容は良かったけれど、結果はダメだった試合でした」

 ◆「正直これが5ゲームでも多分、1-0の時点で追い付かれていますし、9ゲームでも3-0から3-3に追い付かれている。やっぱり中国に勝つには最後の1ゲームになるんじゃないかなと思います。4-0、4-1で勝てる相手ではないですし、3-3になった時には『試合前から4-3じゃないと勝てない試合なんだ。4-2で勝たせてくれないよ』と言い聞かせながらやりましたけれど、それでも足りなかったかなと思います」

 ◆「次の4年間(を経て)、あのコートに立った時点で自分が格上にならなければ、こうやってまた4年後に負けてしまうと思う。オリンピック本番が一番大事ですけれど、4年間で僕が格上にならなければメダルはないと思います」

 ◆「(第6ゲームで)7-8になった瞬間とか、たったの1点差ですけれど『果てしなく遠い1点だな』という。最後のゲームも7-6でリードした時に、そこを広げないと無理だった中で7-6でもいいラリーでしたけれど、やっぱり取り切れない。大きいラリーでは気持ち3割-7割で取られていたので、悪くないけれど、あと1本、ミスが多かったかなと思います」

 ◆「やっぱり結果っていうのは、大体の人が予想する通りにいくもの。たまに波乱は起きますが、基本的に8~9割は何となく樊振東。僕も第三者で『どっちが勝つと思う?』と質問されたら、何となく樊振東の方が有利と答えます。そこが全てですね。4年後に『張本と、樊振東や(世界ランク1位)王楚欽、どっちが勝つ?』『たぶん張本じゃない?』と言われることができれば、いよいよ金メダルだと思う。だいたいのことは大方の予想通りに物事が進む。そう言ってもらえるような、3年間、4年間にしていかないといけないと思います」