万全で挑んだ平泳ぎ・渡辺一平 リオと同じ6位に「まだまだ奥深い」

AI要約

男子200メートル平泳ぎの渡辺一平は、8年ぶりに挑んだ五輪決勝で6位に終わり、悔しさを感じている。

落選した21年東京五輪を「一番の挫折」と振り返り、それを乗り越えて復活を果たした経緯を語っている。

新しいコーチの指導を受け、安定感を高めながらもメダルには届かず、水泳の難しさを痛感している。

万全で挑んだ平泳ぎ・渡辺一平 リオと同じ6位に「まだまだ奥深い」

 男子200メートル平泳ぎの渡辺一平にとって、8年ぶりに挑んだ五輪の決勝だった。結果は、19歳だった2016年リオデジャネイロ五輪と同じ6位。「やっぱり悔しさが一番。それも、また違う悔しさ」

 21年東京五輪は選考会で落選。「一番の挫折」と振り返る。2~3カ月プールから足が遠のき、「期待に応えられなかった自分が欲を満たしちゃいけない」と、食事もできないほど追い詰められた。

 22年秋から新たに高城直基コーチの指導を受けるようになり、復活した。疲労があっても2分7秒台ではまとめる安定感を培ってきた。調整も万全で「いろんな経験をして、いろんな引き出しを持って、好調を維持してきた」と自信はあった。だが、2分8秒83。メダルには届かなかった。「水泳って難しい。まだまだ奥が深い」