”日本のお家芸”男子200M平泳ぎで渡辺一平＆花車優が準決勝へ そろって予選突破
日本のお家芸である競泳男子200メートル平泳ぎの予選が行われ、渡辺一平と花車優が準決勝へ進出した。
渡辺は2分9秒86で全体5位、花車は2分10秒35で全体7位タイの成績を残した。
渡辺は不振に陥ったが、高城直基コーチに師事して復調し、花車は代表落ちを経て堀之内コーチの下でパフォーマンスを向上させた。
◇パリ五輪第5日 競泳 男子200メートル平泳ぎ予選（2024年7月30日 ラデファンス・アリーナ）
”日本のお家芸”と呼ばれる競泳男子200メートル平泳ぎの予選が行われ、2大会ぶり出場の渡辺一平（27＝トヨタ自動車）と初出場の花車優（24＝イトマン東進）がともに準決勝へ進出した。準決勝は現地午後9時47分（日本時間31日午前4時47分）から行われる。
予選2組に登場した花車は3番手から残り50メートル以降で追い上げ、2分10秒35の1位フィニッシュ。全体では7位タイだった。同3組の渡辺は残り50メートルでトップに立ったが、最後に抜かれて2分9秒86の3位。全体では5位だった。
元世界記録保持者の渡辺は代表選考会で敗れ、21年東京五輪出場を逃した。その後は左膝の負傷など不振に陥り、一時は引退も考えたが、12年ロンドン五輪男子200メートル平泳ぎ銅メダルの立石諒を指導した高城直基コーチに22年から師事して復調。昨夏の福岡世界選手権で代表入りし、今年3月の代表選考会では自己ベストに迫る2分6秒94で優勝し、16年リオデジャネイロ大会以来の五輪切符を手にしていた。
22年世界選手権銀メダリストの花車は、昨夏の福岡世界選手権では代表落ちしたことで環境を一新。北島康介氏らを育てた平井コーチの下を離れ、バタフライの本多灯を指導する堀之内コーチに師事。キッコーマンも退社して所属もイトマン東京に変えた。今年3月の代表選考会では派遣標準記録を突破する2分7秒7で2位となり、パリ五輪出場を決めていた。
