90キロ級・村尾三四郎が金メダル王手!23歳「令和のの三四郎」が地元フランス選手を一蹴 会場騒然

AI要約

23歳の柔道選手、村尾三四郎がパリ五輪男子90キロ級で準決勝を勝利し、決勝進出を果たす。

村尾は「令和の三四郎」として注目を集め、世界大会で結果を出し五輪切符を獲得していた。

日本柔道勢にとって今大会4つ目の金メダルを狙う村尾は、王道スタイルで世界を驚かせる。

90キロ級・村尾三四郎が金メダル王手!23歳「令和のの三四郎」が地元フランス選手を一蹴 会場騒然

 ◇パリ五輪第6日 柔道(2024年7月31日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子90キロ級の村尾三四郎(23=JESグループ)が31日、準決勝で地元フランスのマキシムゲール・ヌガヤプハンボ(23)を下し決勝進出を決めた。

 「令和の三四郎」が初五輪で決勝の地にたどり着いた。開始44秒での大外刈り一本勝ちという鮮烈な五輪デビューの勢いそのまま、期待の23歳が地元の大声援を受けたヌガヤプハンボを退けた。

 母が米国出身でニューヨーク生まれながら、「生粋の日本人に育ってほしい」との父の思いから三四郎と名付けられた。中学で親元を離れて兵庫県へ柔道留学するなど自ら進路を選択し、少しずつ成長。神奈川・桐蔭学園高3年時に急きょ出場したGS大阪大会で銅メダルを獲得し「令和の三四郎」と注目を集めるようになった。東京五輪出場は果たせなかったが、22年にワールドマスターズ制覇、23年世界選手権銅メダルなど着実に結果を出し、当初は混戦とみられた代表争いでパリ五輪切符を手にしていた。

 角田、阿部一二三、永瀬に続くニッポン柔道今大会4つ目の金メダルへ、村をが世界に王道スタイルを見せつける。

 ◇村尾 三四郎(むらお・さんしろう)2000年(平12)8月28日生まれ、米ニューヨーク出身の23歳。2歳で帰国し、幼稚園で柔道を始める。桐蔭学園高―東海大。男子90キロ級で23年世界選手権(ドーハ)3位。1メートル80、左組みで得意技は内股、大外刈り。