柔道女子70キロ級・新添左季が初戦突破 3月に敗れたマトニヤゾワに雪辱

AI要約

新添左季が女子70キロ級で準々決勝進出を果たす。彼女の柔道への道のりや過去の成績、技術について紹介。

新添は過去にマトニヤゾワに敗れた経験から徹底的に練習を重ね、最速でパリ五輪代表に内定。彼女の才能や努力が光る。

天理高から始まり、山梨学院大、自衛隊と進んできた新添。昨年の世界選手権で初優勝を果たし、五輪へ向けて順調に進化してきた。

柔道女子70キロ級・新添左季が初戦突破 3月に敗れたマトニヤゾワに雪辱

 ◇パリ五輪第6日 柔道(2024年7月31日 シャンドマルス・アリーナ)

 女子70キロ級の新添左季(28=自衛隊)が31日、初戦の2回戦でグルノザ・マトニヤゾワ(29=ウズベキスタン)を下し、準々決勝進出を決めた。

 新添は今年3月のGSタシケント大会準決勝でマトニヤゾワに敗れていた。その敗戦を機に「利く技、利かない技」を選別し、「利く技」を徹底的に練習。五輪前最後の実戦だった4月のアジア選手権ではオール一本勝ちし、順調な仕上がりを示していた。

 天理高時代は「五輪に出られると想像もしていなかった」が、女子の名門・山梨学院大に進んでから才能が開花した。自衛隊入隊後も着実に力を付け、2度目の挑戦だった昨年の世界選手権で初優勝。阿部兄妹らとともに最速でパリ五輪代表に内定していた。

 ◇新添 左季(にいぞえ・さき)1996年(平8)7月4日生まれ、奈良県橿原市出身の28歳。6歳で柔道を始める。天理中―天理高―山梨学院大―自衛隊。女子70キロ級で世界選手権は22年タシケント大会3位、23年ドーハ大会優勝。1メートル70、左組みで得意技は内股。