東京五輪覇者の永瀬貴規が決勝進出 野村忠宏以来日本男子史上2人目の3大会連続メダル確定、連覇に王手 柔道男子81キロ級【パリ五輪】

AI要約

永瀬貴規がパリ五輪柔道男子81キロ級で連覇を目指し準決勝に進出し、イタリア選手を破って決勝進出を果たした。

永瀬は2回戦から準々決勝までの試合で冷静な試合運びと技を駆使し、金メダル以上が確定し史上2人目の3大会連続メダルを獲得した。

永瀬は内股や大外刈りなどの技を駆使して相手に対抗し、技ありや優勢勝ちを収めて決勝進出を果たした。

東京五輪覇者の永瀬貴規が決勝進出 野村忠宏以来日本男子史上2人目の3大会連続メダル確定、連覇に王手 柔道男子81キロ級【パリ五輪】

 ◆パリ五輪・柔道男子81キロ級(30日、シャンドマルス・アリーナ)

 連覇を目指す東京五輪覇者の永瀬貴規(旭化成)=長崎市出身=が準決勝に臨み、アントニオ・エスポジト(イタリア)を破って2大会連続の決勝進出を果たした。

 銀メダル以上が確定して、日本男子では1996年のアトランタから2004年のアテネまで3連覇を成し遂げた野村忠宏以来、史上2人目の3大会連続メダルが決まった。

 永瀬は初戦となった2回戦でウルグアイ選手に冷静な試合運びを見せた。内股で技ありを奪い、そのまま上四方固めで抑え込んで合わせ技一本勝ちと危なげなかった。

 3回戦はトルコ選手に組み手争いで優勢に立ち、圧力をかけた。粘り強く延長戦で内股で技ありを奪い優勢勝ちを収めた。

 準々決勝は東京五輪の銅メダリストで、昨年のドーハ世界選手権で銀メダルを獲得したマティアス・カス(ベルギー)と対戦。相手の力強い組み手に苦しんだが、延長戦では積極的に足技を繰り出して揺さぶり、大外刈りで技ありとし優勢勝ちした。