【レパードS追い切り】ミッキーファイト、ベジャール相手に軽快な走り 田中博師「(改善の)確認ができています」と合格点

AI要約

ミッキーファイトが3カ月の休養を経て、猛暑にも負けず軽快な走りを見せる。

課題とした力み感がなく、折り合いもスムーズで余力十分な追い切りを披露。

田中博師は改善点を確認し、能力が高いと評価。全力投球で次戦に臨む意気込みをみせる。

【レパードS追い切り】ミッキーファイト、ベジャール相手に軽快な走り 田中博師「(改善の)確認ができています」と合格点

◇31日 レパードS追い切り(美浦トレセン)

 1番人気に応えられなかったユニコーンSの悔しさを晴らす。3カ月の休養でしっかり充電を図ったミッキーファイトが猛暑もどこ吹く風で、軽快な走りを美浦Wで見せた。

 ベジャール(5歳オープン)を3馬身追走。この中間の課題とした力み感もなく、折り合いもスムーズに、直線は内へ。気合をつけられる相手に対し、馬なりのまま余力十分に6F82秒8―37秒4―11秒6の時計で同入した。

 この動きに田中博師は「1週前もしっかりやりましたが、今週もこの暑さの中ですが神経質にならずやりました。前走で力みが見られたのでその修正をして、実戦を想定した追い切りの中で、(改善の)確認ができています」と合格点をつけた。

 前走は内枠があだとなり、窮屈な位置取りに。直線も進路が空かず、地力で3着は確保した。負けてなお強しの感。2走前にのちに大井・雲取賞を勝ったブルーサンを5馬身ちぎったレースぶりは圧巻で、同馬を物差しにすれば世代上位の存在なのは間違いない。

 540キロと雄大な馬格に恵まれたが、中身は完成途上の現状。それでも、デビューからの3戦で見せたパフォーマンスから「体質の弱さもあり、間隔を取りながらの現状だが能力は高い」と田中博師は評価。「この暑さですから加減はしながらですが、ここを取りに行く気持ち、全力投球です」と力を込めた。

 4つ上の半兄は、2022年のチャンピオンズC勝ち馬ジュンライトボルト。越後路で、偉大な兄の背を追う足掛かりにする。