池添師、高田騎手が“初老ジャパン”称賛 母校OBが、ゆかりの選手が…92年ぶり偉業

AI要約

池添学師を含む日本チームがパリオリンピックの総合馬術団体で銅メダルを獲得し、JRA関係者は感動と興奮に沸いた。

明大馬術部出身の4人のメダリストの快挙には、元明大学生である関係者も驚きと誇りを抱いた。

日本馬術界にとって92年ぶりの金メダル獲得以来の快挙であり、JRA関係者の熱狂は収まらない。

池添師、高田騎手が“初老ジャパン”称賛 母校OBが、ゆかりの選手が…92年ぶり偉業

 パリオリンピック(五輪)の総合馬術団体で銅メダルを獲得した日本チームの偉業から一夜明けた30日、JRA関係者も感動と興奮で沸き上がった。

 明大馬術部出身の池添学師(43)にとって、メダリストの大岩義明(48)は学生時代のコーチで、戸本一真(41)は3学年下の後輩、北島隆三(38)は卒業後の後輩になる。「(個人的には)馬術でメダルを取るのは一生ないと思っていました。それぐらいヨーロッパのレベルは高いんです。僕はそれであきらめたクチ。その頃の明治は強かったんですよ」と声を弾ませ、メダリスト4選手中3人を占めた母校OBの快挙に目を細めた。

 騎手からも称賛の声が続出した。馬術大会にも積極的に参加している高田騎手は戸本と親交があり「オリンピックのメダルなんてなかなか生で見ることができないので、各競馬場に展示してほしいですね。今度、戸本さんに頼んでみます」と笑顔。国体の馬術競技で優勝経験を持つ西塚騎手は、幼少時に大岩と交流したことがあった。「僕が小さい頃、よく一緒に馬に乗っていたと両親から聞いたことがあります。そんな身近な方がオリンピックで活躍されているなんて…」と声を上ずらせた。

 日本馬術界のメダルは、1932年ロサンゼルス五輪の障害馬術で金メダルを獲得した西竹一以来92年ぶり。まだ、パリ五輪の馬術競技は続くだけに、JRA関係者の熱狂も収まりそうもない。