平均年齢41.5歳「初老ジャパン」が快挙 馬術92年ぶりのメダル獲得!強豪ひしめく中で勝利の理由とは?

AI要約

日本の総合馬術団体が史上初の銅メダルを獲得し、平均年齢41.5歳の4人が活躍したことが話題となっている。競技としては92年ぶりのメダル獲得となった。

総合馬術は馬場馬術とクロスカントリー障害馬術を含む競技であり、減点方式で行われる。団体は馬との一体感でメダルを獲得した。

選手たちの総合馬術の実力は、長年のトレーニングと経験に裏付けられており、欧米諸国の強豪チームとも競り合えるレベルに達している。

平均年齢41.5歳「初老ジャパン」が快挙 馬術92年ぶりのメダル獲得!強豪ひしめく中で勝利の理由とは?

馬術団体史上初の銅メダルを獲得した、総合馬術団体。

競技としても1932年ロサンゼルス大会以来、実に92年ぶりのメダルとなりました。 

自らを「初老ジャパン」と名乗る、平均年齢41.5歳の4人。

チームを結成した2018年に世界選手権で4位に入るなど、実力のあるベテラン揃いです。

総合馬術とは、正確さや美しさを競う馬場馬術に加え、柵や池などの障害物を越えるクロスカントリー。様々な障害物を決められた順に跳び越える障害馬術と、3つの種目からなる競技です。減点が少ないと上位となり、3人の合計成績で競います。

途中、最終種目を前に北島隆三選手の馬が、異常がないかどうかの検査をクリアできず、まさかの20点を減点で5位に後退する場面も見られましたが、「人馬一体」の走りで、見事、銅メダルを獲得しました。

そんな4人の活躍に、日本では「初老ジャパン」がトレンド入り!

戸本一真選手(41):

日本にメダルを持って帰ることを望んでいたので、とてもうれしいです。

大岩義明選手(48):

いまだにちょっと信じられないですね。これを目標にしてきたんで、もうちょっといろんな人に会ったら、もっと実感が湧くと思います。

平均年齢41.5歳の4人が、なぜ92年ぶりのメダル獲得に至ったのか?

総合馬術でロンドン五輪に出場した、佐藤賢希さんはその理由をこう話します。

ロンドン五輪・総合馬術出場 佐藤賢希さん:

日本において馬術というのは、まだまだマイナースポーツの域なんですが、欧米諸国は馬術が盛んな国です、歴史もあります。そんな競技のレベルも高い中で、選手たちが長年、しっかり腰を据えてトレーニング、競技を追いかけてきた結果だと思います。

――佐藤さんと一緒にロンドン五輪に出たメンバーも?

そうですね、大学の先輩・後輩がほとんどですね。皆さんどっぷり頭までおじさんです。

――初老まで来ると体力的には?

馬術については、体力よりも技術だったり、精神力だったり馬とのコミュニケーション力だったりと、経験が物を言うスポーツなので、欧米諸国の強いチームでも比較的平均年齢は高いと思います。

大空幸星氏:

最初に馬場馬術で5位だったんですよね?それを見て、動画を見たらめちゃくちゃハマっちゃって、今回の五輪で一番面白くて。なぜかと考えてみると、総合馬術って、もちろん勝ちにいっているんだけど、しなやかさというか、(会場が)ベルサイユ宮殿というのもあると思うのですが、“癒やし”ですよ映像そのものが。

馬が頑張っているのを見られるから、普通のスポーツ観戦とまた違った面白さがあるなと思って。

ロンドン五輪・総合馬術出場 佐藤賢希さん:

そうですね、やはり馬と共に歩みを進めていくという部分ではとてもスペシャルなスポーツなので、馬がなければ我々のスポーツは成り立たないので。その辺もとても面白いところですね。

MC谷原章介:

ずっと自分と一緒に暮らして、トレーニングを積んでいる馬ですもんね。

ロンドン五輪・総合馬術出場 佐藤賢希さん:

そうですね。基本的には、ヨーロッパをベースにおいて、そこの厩舎で、その中にはトレーナーであったり、馬をケアしてくれる方たちのサポートのおかげで、僕たちの競技は成り立っています。

(『めざまし8』 2024年7月30日放送より)