【スケボー】白井空良「終わってよかった。でも悔しい」体調不良と戦いながらも東京上回る4位

AI要約

白井空良がパリオリンピック男子スケートボード決勝で4位に入る

体調不良からの回復を経て大会に臨んだ白井は、メダルこそ逃したものの前回大会を上回る成績を収めた

堀米雄斗が金メダルを獲得して連覇を達成し、大会は幕を閉じた

【スケボー】白井空良「終わってよかった。でも悔しい」体調不良と戦いながらも東京上回る4位

<パリオリンピック(五輪):スケートボード>◇29日◇男子ストリート決勝◇コンコルド広場

 21年東京五輪代表の白井空良(22=ムラサキスポーツ)が、合計278・12点で4位に入った。

 「本当に終わってよかった。でも本当に悔しい」。

 開幕前に体調を崩し、約1週間入院。20日に退院したばかりで、当初の予定から遅れて23日にパリに到着した。頭痛や吐き気に襲われ「痛み止めの薬を飲んで、だましだましやってきた」。不安な気持ちを「出られるだけで満足」と言い聞かせて落ち着かせようとしたが、勝利への渇望との間で揺れ動く中、本番を迎えた。

 万全ではないコンディションで臨んだ2度目の大舞台。メダルにこそ届かなかったが、予選敗退した21年東京五輪を上回る成績で終え、「一番レベルが高くて、一番盛り上がって、まだ2回目ですけど、面白いスポーツだと分かってもらえたと思う。自分たちはよくやったと思う」と笑った。

 東京五輪王者の堀米雄斗が合計281・14点をマークし、連覇。最終試技での大逆転で、2位のジャガー・イートン(米国)をわずか0・1点差で振り切り、金メダルをつかんだ。