スケボー白井空良が4位 大会直前に頭痛と吐き気で1週間入院…調整不足も夢舞台の声援を力に変えた

AI要約

男子ストリートのスケートボード競技で、白井空良選手が雨の中4位に終わった。

白井選手は体調不良からの復帰で万全ではなかったが、予選で見事な滑りを見せることができた。

決勝でも全力を出し切り、メダルには届かなかったものの、次の大会での活躍に期待がかかる。

スケボー白井空良が4位 大会直前に頭痛と吐き気で1週間入院…調整不足も夢舞台の声援を力に変えた

 ◇パリ五輪第4日 スケートボード(2024年7月29日 コンコルド広場)

 雨のため27日の予定から29日に延期となった男子ストリートが行われ、白井空良(22=ムラサキスポーツ)は4位だった。

 万全とは言えなかった。それでもやり切った。白井は7月に入って頭痛や吐き気のため1週間ほど入院し、20日に退院したばかり。調整の遅れを心配されていたが、予選では見事な滑りを見せた。

 予選2組で滑った白井は270・42点で全体3位。日本勢最上位での決勝進出に「めっちゃ体調良いっすけど、スケボー戻ったかと言われたらね」と感覚に違和感はあった。それでも「アドレナリン出て滑りきることができたので。やっぱ大会の力って凄いなって思います」と声援が力になった。

 「次はやりたいことがやれる」と、東京五輪では経験できなかった決勝の夢舞台を心待ちにした。ランの1本目で予選を上回る90・11点をマーク。 ランの1本目で予選を上回る90・11点をマーク。 3位で迎えたトリックでは1本目に93・80点、4本目に94・21点の高得点で合計278・12点だった。悲願のメダルには届かなかったが、全力を出し切った。