パリ五輪女子バレー日本初戦、千葉・市立船橋の部員ら声援「ケニア戦も日本らしい試合を」

AI要約

日本はパリ五輪の女子バレーボール1次リーグでポーランドと対戦し、小島満菜美と関菜々巳が活躍した。

小島選手は前評判通りの力を見せ、チームを牽引。関選手も苦しい展開で奮闘した。

ポーランド戦は1-3で逆転敗北したが、選手たちは献身的なプレーを見せ、応援団から称賛を受けた。

パリ五輪女子バレー日本初戦、千葉・市立船橋の部員ら声援「ケニア戦も日本らしい試合を」

パリ五輪の女子バレーボール1次リーグの初戦で、日本は28日夜、ポーランドと対戦した。千葉県の船橋市立船橋高校出身でリベロの小島満菜美(NEC)と、船橋市生まれで県立柏井高校出身のセッター、関菜々巳両選手(イタリア1部リーグ・コネリアーノ)も出場した。市立船橋高女子バレー部員37人やOG、保護者らが同高体育館で、大画面に映し出される熱戦を見守った。

小島選手は5~6月に開かれた国際大会のネーションズリーグで活躍し、ベストリベロ賞に選ばれた。

同高バレー部の国沢智美コーチが「小島選手は勝ち気な性格。市立船橋でも下級生のときからコートでよく声を出し、的確に指示を出していた」と語ったように、この日の試合もタイムアウト中に大きな声を出し、チームを奮い立たせていた。前列の他の選手をよくバックアップし、レシーブを何度も決めた。

一方、関選手も初の五輪の大舞台に臨んだ。第3セットで相手にリードを許す苦しい展開では、試合の流れを変えようと必死に好レシーブやトスを見せた。

関選手を同市立行田中学時代に指導し、今は八千代市立八千代台西中バレー部の今井彩登(あやの)顧問は「関選手は当時はいつも自分から課題を見つけては、何かを達成しても『まだまだです』と自分を過小評価するタイプだった」と振り返った。

この日のポーランド戦は第1セットこそ25-20で奪ったが、その後はいずれのセットも競り負け、1-3と逆転で敗れた。

それでも、今井顧問は「関選手は攻めのトスを上げ続け、献身的なプレーが随所に見られた。感動した。私たちの想像する以上の彼女の努力を感じた」と健闘をたたえた。

市立船橋バレー部の今野羽菜主将(3年)らも「燃えろニッポン」などと声をからして応援した。

「特に小島選手はプレー以外でも言葉をよくかけ、気配りを見せていた。苦しい時のムードメーカーがチームには必要だと改めて感じた。次のケニア戦も器用な日本らしいバレーで戦ってほしい」と願っていた。