出はなくじかれた日本 ブロックに苦しみ初戦黒星―バレーボール女子〔五輪〕

AI要約

12年ぶりの表彰台を狙う日本女子は出場を叶わなかった。

初戦でポーランドと対戦し、逆転を許す結果となった。

日本女子は自信を持って五輪メダル獲得を目指しており、次の対戦に向けて課題に取り組んでいる。

 12年ぶりの表彰台を狙う日本女子は出はなをくじかれた。

 真鍋監督が「ピークに持っていきたい」と意気込んでいた初戦。今年のネーションズリーグ(NL)ではストレート負けを喫していたポーランドから1セットを奪ったものの、逆転を許した。

 第1セットは持ち前の粘り強い守備から競り合いを制したが、その後は相手が一枚上手だった。「課題はミドルの(スパイクの)本数」と話していた真鍋監督。相手の高さのある攻撃に押されてトスがサイドに偏り、苦しい体勢からのスパイクがブロックに阻まれる場面が目立った。

 日本女子は2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得した。だが、21年東京五輪では1次リーグ敗退に終わり、男子は8強入り。男女の人気は逆転し、主将の古賀は「女子より男子の方が期待されているのも分かっている」と自嘲気味に話していた。

 それでもNLでは準決勝でブラジルを破って準優勝。自信を付け、堂々と五輪メダル獲得を掲げた。「期待に関係なく、自分たちが目標に向かって戦っていく過程が大切」と古賀。次は宿敵ブラジルとの対戦。初戦で得た課題を修正し、成功体験を再現したいところだ。