芸術ロング弾の逆転劇「彼女だけではない」 なでしこ指揮官が賛辞「本当に素晴らしい選手たち」

AI要約

なでしこジャパンがパリ五輪の女子サッカーでブラジル代表に逆転勝利し、勝ち点3を獲得した。

熊谷紗希と谷川萌々子がそれぞれゴールを決め、池田太監督も選手たちの戦いを称賛した。

池田監督は次戦のナイジェリア戦に向けて準備を進め、決勝トーナメント進出を目指す意気込みを見せた。

芸術ロング弾の逆転劇「彼女だけではない」 なでしこ指揮官が賛辞「本当に素晴らしい選手たち」

 パリ五輪の女子サッカー競技は現地時間7月28日にグループリーグの第2戦が行われ、C組のなでしこジャパン(日本女子代表)はパリでブラジル代表と対戦し、2-1で勝利した。

 前半から多くのチャンスを作りながらも生かせず、試合終盤まで1点ビハインドだったが、後半アディショナルタイム2分にDF熊谷紗希がPKを決めて追い付く。さらに、同6分には相手陣内のこぼれ球をMF谷川萌々子が芸術的なシュートをゴールに決めて逆転し、勝ち点3を手にした。

 試合を振り返り、池田太監督は「前半のチャンスもありましたけど、そこからまたハーフタイムに気持ちを切り替えてしっかり戦ってくれましたし、ビハインドになった時もチームで戦う狙いを最後まで(実行して)そして逆転できて、本当に素晴らしい選手たちだなと思います」と、選手たちを称えた。

 途中出場した谷川がチームを救う逆転ゴールを決めたが、指揮官は「彼女だけではなく、交代した選手も自分の役割をこなしてくれました」と、全員で勝ち取った勝利であることを強調した。

 第3節のナイジェリア戦を前に、決勝トーナメント進出の可能性を大きく高める1勝を挙げたが、池田監督は「中2日でグループステージ3戦目のナイジェリア戦に向けて準備したいです」と、男子に続く決勝トーナメント進出を決めるべく闘志を燃やした。