【超RIZIN】扇久保博正、神龍誠との’’元師弟対決’’制す!接戦で上回る

AI要約

扇久保は元修斗世界フェザー級王者で、21年RIZINバンタム級JAPAN GP優勝者。神龍は第5代DEEPフライ級王者で、第10代CFFCフライ級王者。師弟関係の元対決が実現し、危険な展開もあったが、扇久保が判定勝利。

扇久保は右ロー、神龍は左ストレートなど戦い方はバラエティに富んだが、近接戦闘でカットを起こし、互いに攻防を繰り広げる展開となった。

終始接戦となり、際どい判定で扇久保が勝利。師弟対決だったが、試合後も二人の距離は縮まらず。

【超RIZIN】扇久保博正、神龍誠との’’元師弟対決’’制す!接戦で上回る

格闘技イベント『超RIZIN.3』

2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ

▼第8試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(57.0kg)

〇扇久保博正(パラエストラ松戸)

判定3-0

●神龍誠(神龍ワールドジム)

 扇久保は、元修斗世界フェザー級王者で、21年RIZINバンタム級JAPAN GP優勝者。対する神龍は、第5代DEEPフライ級王者で、第10代CFFCフライ級王者だ。お互いに堀口恭司には敗れているものの、国内トップクラスの実力者だ。

 両者は、パラエストラ時代の元師弟関係で、扇久保が師匠、神龍が弟子の立場だった。対戦が決まると、会見で両者とも舌戦を繰り広げ、前日の会見ではお互いに’’殺してやるよ’’と予告。絶対に負けられない’’禁断対決’’が実現する。

 1R、扇久保が右ミドル、サウスポーの神龍がタイミングの良いタックルでテイクダウンに成功。神龍がパウンドを打ったタイミングで、扇久保は立ち上がる。神龍が左のオーバーハンド、扇久保は右ローを多用する。神龍がノーモーションの左ストレートを放ち、扇久保が組み付くも距離が離れる。

 2R、近距離でパンチが交錯し、そのまま扇久保が上になるが、神龍がすぐに立ち上がる。バッティングとなり、神龍が左目じりをカットする。ドクターチェック後、神龍は右ジャブを放ち、神龍はシングルレッグ。上手く切った扇久保はスタンドから左右フックで応戦。神龍は右ジャブ、扇久保は前足へのローと得意な攻撃をぶつける。

 3R、両者とも見合う展開が続く。扇久保が左フックを当てれば、神龍がそのまま組み付く。扇久保は下からギロチンチョークを狙うが、神龍は外して上になる。ガードポジションに対し、パウンドをコツコツ見舞う神龍。神龍が距離を離してパウンドを打とうとすれば、扇久保は立ち上がる。扇久保は組み付いて、コーナー際の攻防に。神龍はロープを背にして、テイクダウンは譲らなかった。最後は扇久保が蹴りを放ち、試合終了となった。

 かなり際どい判定となったが、ジャッジ3者とも扇久保を支持。扇久保がかつての師弟対決を制した。試合後も両者は握手や言葉を交わすことなく、リングを後にした。