橋本大輝、種目別鉄棒で2連覇逃し「久しぶりの試合、調整うまくいかなかった」 パリ五輪体操男子予選

AI要約

パリ五輪体操男子予選で、日本代表の橋本大輝が鉄棒で着地に失敗し、2連覇を逃す結果となった。

橋本は怪我や調整の遅れから調子を崩し、鉄棒で大きく前に投げ出されるミスを犯すなど得意種目で苦戦した。

団体総合では決勝進出を果たした日本代表は、団体の決勝に向けて準備を進める意向を示した。

橋本大輝、種目別鉄棒で2連覇逃し「久しぶりの試合、調整うまくいかなかった」 パリ五輪体操男子予選

【パリ=小川寛太】パリ五輪は27日、体操男子の予選が行われ、日本代表の橋本大輝(セントラルスポーツ)が鉄棒で着地に失敗。13・733点と得点が伸びなかった。種目別鉄棒で決勝に進めず五輪2連覇を逃し、「久しぶりに試合をしたので、調整がうまくいかなかった」と絞り出すように話した。

得意種目でまさかの光景が広がった。F難度の「リューキン」、G難度の「カッシーナ」と離れ技は難なく成功させながら、最後の着地で大きく前に投げ出されるようになり、両手をついた。Eスコア(実施点)が7・933点と大きく落とした。

5月に右手中指を負傷して調整が遅れ、24日に行われた会場練習でも、鉄棒で2度落下。悪い流れを断ち切れなかった。団体総合では、日本は決勝進出を決め、「団体の決勝に向けて準備していきたい」と話した。