「最初はまっすぐや」巨人・岸田行倫 DeNAの中川ー山本バッテリーの考えをよんで“腹くくった”

AI要約

巨人の岸田行倫選手がDeNA戦で8回に勝ち越しの2点タイムリーを放つ

岸田選手はチャンスを活かすためにまっすぐを狙い打ち、試合をひっくり返す

阿部慎之助監督のもとで成長を遂げる岸田選手。積極的な姿勢と経験が成果を生む

「最初はまっすぐや」巨人・岸田行倫 DeNAの中川ー山本バッテリーの考えをよんで“腹くくった”

◇プロ野球セ・リーグ 巨人5-2DeNA(26日、横浜スタジアム)

8回にDeNA中川虎大投手のまっすぐを打ち返し、勝ち越しの2点タイムリーを放った巨人の岸田行倫選手。

この回先頭の吉川尚輝選手が2塁打、ヘルナンデス選手がフォアボールとノーアウト2、3塁のチャンスを作った巨人。しかし、岡本和真選手と大城卓三選手が中川投手のフォークにしてやられ、連続三振に切って取られます。

続く坂本勇人選手はそのフォークを見極め、フォアボールで満塁とチャンスが広がります。ネクストバッターズサークルで中川投手の投球を見ていた岸田選手は「自分の中で腹くくって初球で行こうと決めていた」と明かしました。

「勇人さんの時にフォークが決まってなくてフォアボール。僕の時も同じ状況でボール続いたら、キツイだろうなって。思い切って『最初はまっすぐや』っていきました」

スタメンマスクをかぶる機会が去年よりもかなり多くなった岸田選手。「自分の守備の時の話に置き換えたりとか、打席に入る前に冷静に考えられている」とその経験が打席にも生きていると話しました。

「これだけ試合に出させてもらって、いいこと悪いことがたくさんある。今までにない充実感があるので、成功したこと、失敗したことをしっかり自分の中で覚えながら、次に生かせるようにやっています」

名捕手として君臨した阿部慎之助監督のもとで、岸田選手が一回りも二回りも大きく成長しています。