「普通にやったら絶対勝てる」王者・京都国際が”強い自信”で龍谷大平安に圧巻8回コールド勝ち!【24年夏・京都大会】

AI要約

春の近畿王者・京都国際が龍谷大平安を8回コールドで破り、決勝進出を果たす。

京都国際は打線が龍谷大平安投手陣を打ち砕いて17安打11得点を記録。

決勝戦では京都外大西との対戦が決まり、センバツ出場校同士の戦いが期待される。

「普通にやったら絶対勝てる」王者・京都国際が”強い自信”で龍谷大平安に圧巻8回コールド勝ち!【24年夏・京都大会】

<第106回全国高等学校野球選手権京都大会:京都国際11-1龍谷大平安(8回コールド)>26日◇準決勝◇わかさスタジアム京都

春の近畿王者・京都国際が龍谷大平安に8回コールド勝ち。2年ぶりの決勝進出を果たした。

ここ数年、京都で随一の実績を残している京都国際にとっても名門・龍谷大平安は特別な存在。「夏の平安を倒すために1年かけてチームを作っています」と小牧 憲継監督は語る。

龍谷大平安はここまでの4試合で無失点、無失策と鉄壁の守りを誇っていたが、「絶対に0点はないと思っていましたし、本当に勝てる気しかしかなかったので、初回から潰しにいく感じで試合に臨みました」と主将の藤本 陽毅(3年)をはじめ、選手たちは強い気持ちで試合に臨んでいた。

藤本の言葉通り、3試合連続完封中の大西 傳心(3年)に対して立ち上がりから攻め立てる。1回表に一死二、三塁のチャンスを作ると、4番・藤本の左前適時打で1点を先制。さらに一死一、三塁から5番・奥井颯大(3年)の右前適時打で追加点を挙げる。

さらに2回表にも2点を加えて大西をノックアウト。その後も打線の勢いは止まることなく、17安打11得点と龍谷大平安投手陣を打ち砕いた。

京都国際は先発全員安打を達成。特に藤本は4打数4安打4打点と大当たりだった。

投げては背番号11の左腕・西村 一毅(2年)が「初回から気持ちが入った投球ができたので良かったと思います。低めに集まっていたので良かったです」と8回を投げて、2安打1四球7奪三振で1失点(自責点0)。伸びのあるストレートと決め球のチェンジアップが冴え、相手打線を翻弄した。

投打で龍谷大平安を圧倒した京都国際。ベンチからは「普通にやったら、絶対勝てるから」といった声も聞かれた。それだけの根拠があると藤本は言う。

「どこよりも練習をしてきた自信がありますし、絶対に負けないだろうと自信を持てて準決勝に挑めたので、その気持ちがこのような結果になったと思います」

決勝の相手は京都外大西。秋、春に続いて、3季連続で決勝での対戦となった。秋は京都外大西、春は京都国際がそれぞれ勝利しており、夏が真の京都王者を決める戦いとなる。

「夏に勝った方が本当に強いチーム。今日みたいに全力で1回から潰しに行くイメージで明後日も望みたいと思います」と意気込む藤本。センバツ出場校同士の決勝戦は白熱した戦いになりそうだ。