バーディ遠い「苦しいラウンド」も… 西郷真央は首位と5打差

AI要約

米国女子の西郷真央がCPKC女子オープン初日で1オーバーの39位スタート。バーディがなかった11ラウンドぶりのショットに苦しむも、修正を進める。

午後組ティオフの渋野日向子と同組で苦戦、前半では思うよりもショットが捕まらず後半はポアナ芝のグリーンに悩まされる。

グリーン上で34パットを費やし、首位とは5打差のオーバーパーでのスタート。明日は自身のプレーに集中し、週末に向けて上位でプレーしたい。

バーディ遠い「苦しいラウンド」も… 西郷真央は首位と5打差

◇米国女子◇CPKC女子オープン 初日(25日)◇アールグレイGC (カナダ)◇6709yd(パー72)

西郷真央は強風と低い気温に見舞われた初日を1ボギーの「73」で回り、1オーバーの39位でスタートした。個人戦におけるバーディ“ゼロ”は、6月「全米女子プロ」2日目以来11ラウンドぶり。中継局WOWOWのインタビューで「苦しいラウンドだった」と振り返った。

渋野日向子と同組で午後組からティオフ。序盤から「思うよりも捕まってしまった」というショットが安定せず、6番までパーが並ぶ流れから7番でボギーが先行した。過酷なコンディションも加わり「なかなかショットがチャンスにつかなくて、耐える展開が続いた」と、前半アウトを1オーバーで折り返す。

後半に入り納得のショットは増えはじめたが、今度は時間の経過とともに芽の強さが増したポアナ芝のグリーンに苦戦。「ギリギリまで入ったかなと思うようなパットが、ポコポコ跳ねたりしてすごく難しかった」とチャンスを決めきれない。この日14ホールでグリーンを捉えた一方、グリーン上で34パットを費やした。

前半はショットがチャンスにつかず、後半は不規則な転がりのグリーンに悩まされた一日。「あしたは午前組で良い環境で回れる中で、自分がどれだけチャンスをものにできるかがすごく大事になる」と、早朝に出る2日目に期待を寄せる。前半不調だったショットもラウンド中に修正を進め、「後半になるにつれて思うところに打てる回数が増えたのは評価していい」と、不安を残すことなく終えられたことも大きい。

「あしたもどんなコンディションか分からないけど、自分のプレーに集中したい」。オーバーパーの滑り出しながら、全体的に伸び悩んだこともあり首位とは5打差。前週と同じく、カナダでも上位で週末を迎えたい。