【ハイライト動画あり】三菱重工West、元プロと補強選手の活躍で連覇を狙うトヨタ自動車に勝利。都市対抗野球

AI要約

トヨタ自動車と三菱重工Westの対戦は激しい展開となり、三菱重工Westが9-2で勝利した。

北條史也の活躍やトヨタ自動車の勝ち越しのチャンスを活かせなかった点が試合のポイントだった。

トヨタ自動車の40歳のピッチャー佐竹功年が今大会限りでの現役引退を表明し、涙の別れとなった。

【ハイライト動画あり】三菱重工West、元プロと補強選手の活躍で連覇を狙うトヨタ自動車に勝利。都市対抗野球

「第95回都市対抗野球大会」は25日の7日目から2回戦に入った。第1試合は、1回戦で沖縄電力(浦添市)に勝利したトヨタ自動車(豊田市/推薦)と、王子(春日井市)を破った三菱重工West(神戸市・高砂市/近畿第3代表)が対戦した。

三菱重工Westは3回表に元阪神の北條史也の2ラン本塁打で2点を先制。対するトヨタ自動車は3回表一死1・2塁、4回表二死2塁、5回表一死満塁と毎回得点圏に走者を進めたが、得点を奪えなかった。ようやく、6回表に北村祥治のソロ本塁打で1点を返し、さらに満塁のチャンスをつくって内野ゴロの間に同点としたが、ここでも勝ち越し打は出なかった。

試合を振り出しに戻したトヨタ自動車は、先発の増居将太から磯村峻平にスイッチしたが、この投手交代が裏目に出た。7回表に三菱重工Westは2本の安打と四球で一死満塁のチャンスをつくり、ここで代わった渕上佳輝から北條が走者一層のタイムリー二塁打を放って勝ち越し。さらに西岡武蔵のタイムリーの後、大阪ガスからの補強選手である三井健右が3ラン本塁打を放って試合の行方が決まった。

三菱重工Westは元プロと補強選手の活躍で前回王者を破り、三菱重工神戸・高砂時代に準優勝した第89回大会以来、6年ぶりとなるベスト8進出を果たした。史上6チーム目の連覇を狙ったトヨタ自動車は2回戦で敗退。今大会限りでの現役引退を表明した40歳のレジェンド右腕・佐竹功年の最後の夏が終わった。

◆試合結果

三菱重工West|0 0 2 0 0 0 7 0 0|9

トヨタ自動車|0 0 0 0 0 2 0 0 0|2

◆投手

・三菱重工West:藤居海斗、川上雄也、中澤嶺、鷲尾昂哉-石井雄也

・トヨタ自動車:増居翔太、磯村峻平、渕上佳輝、池村健太郎、後藤凌寿

◆本塁打

・三菱重工West:北條史也(3回2ラン)、三井健右(7回3ラン)

・トヨタ自動車:北村祥治(6回ソロ)

文:大久保泰伸