【都市対抗】三菱重工West 元阪神・北條の安打から同点、勝ち越しで初戦突破

AI要約

昨年、阪神から戦力外通告を受け、今季から三菱重工Westでプレーする北條史也内野手(29)がチームに勝利をもたらす2安打を放った。

北條の2安打2得点の活躍でチームに3年ぶりの勝利をもたらし、津野祐貴監督から高く評価された。

北條はまだ成長を続け、ウエートトレーニングにも取り組んでおり、チームの起爆剤として上位進出を目指している。

 ◇第95回都市対抗野球大会第5日 1回戦 三菱重工West5―3王子(2024年7月23日 東京D)

 昨年、阪神から戦力外通告を受け、今季から三菱重工Westでプレーする北條史也内野手(29)がチームに勝利をもたらす2安打を放った。1点を追う5回には低めの変化球を技ありの中前打。西岡の二塁打で同点の本塁を踏み、7回も1死から右前に運び、二盗を決めると三井の中前打で本塁にスライディング生還。際どいタイミングに思わずガッツポーズを作った。

 「社会人の投手は制球がいいからね。1本目はストレートならファウルで逃げればいいから、変化球が来ると考えて打ちましたよ」

 2安打2得点の活躍でチームに3年ぶりの勝利をもたらした。津野祐貴監督は「試合への準備、集中力は若い選手のお手本になっている。いいところで打ってくれた」と北條の活躍に手放しで喜んだ。「分かっていたけど、負けたら終わりだったんですね。社会人になっても応援してくれる人は多いし、次も応援してもらえるよう頑張ります」。まだ成長したいとウエートトレにも積極的に取り組んでいる北條。チームの起爆剤になって上位進出を狙う。