ソフトバンクの近藤が球宴最多タイ5安打 ホームラン競争でも優勝

AI要約

オールスター第2戦での乱打戦で、近藤が5安打を放ち存在感を示す。

近藤は今季前半戦に3割2分1厘の打率をマークし、打撃力を発揮。

オースティンからアドバイスを得て、意欲的に打撃の探求を続ける近藤が、後半戦に向けてのはずみをつける。

ソフトバンクの近藤が球宴最多タイ5安打 ホームラン競争でも優勝

▽全パ 16-10 全セ(24日、神宮)

両チーム合わせて44安打26得点の乱打戦となった第2戦。中でも、全パの近藤(ソフトバンク)は球宴最多タイとなる5安打を放った。前日の第1戦は6-11と全セに打ち負けていただけに「皆、気合が入っていたと思う」。試合前のホームラン競争の決勝で、同僚の山川を僅差で下し優勝した勢いをそのままに試合でも存在感を示した。

「投高打低」の傾向の中、今季の前半戦はリーグで唯一の3割台となる打率3割2分1厘をマーク。本塁打は、山川の14本に次ぐリーグ2位タイの13本を放っている。

球界を代表する好打者でありながら、今もなお打撃の探求に意欲的だ。今回のオールスターでは、全セのオースティン(DeNA)に打撃のタイミングの取り方、インパクト時のバットの軌道などを聞いたという。さらに、打撃練習の打ち始めに、力を入れずに軽く打っているのを見て「意味をいろいろ聞いた。参考にして打つことができた」と、すぐにこの日の打撃に生かしてみせた。

「後半戦に向けてのはずみになった。優勝に向けてやっていきたい」。パで2位に10ゲーム差をつけて首位を独走するチームを象徴する背番号3の活躍だった。(神田さやか)