再入幕の若隆景「とりあえずホッと」千代翔馬を破り勝ち越し「いろんな人の支えがあった」

AI要約

再入幕の東前頭14枚目若隆景が千代翔馬を上手出し投げで勝ち越しを決めた。

勝ち越しは昨年初場所以来であり、休場を乗り越えて再出発した若隆景は家族や後援者の支えを感謝している。

若隆景は自分らしい相撲を取りながら優勝争いにも参加していることを強調している。

<大相撲名古屋場所>◇11日目◇24日◇ドルフィンズアリーナ

 再入幕の東前頭14枚目若隆景(29=荒汐)が千代翔馬(33=九重)を上手出し投げで8勝目、勝ち越しを決めた。

 「とりあえずホッとしています」と言い、格別な思いかの問いには「一生懸命やってるんで、そういうのはちょっと分からない」と答えた。

 幕内での勝ち越しは関脇だった昨年初場所以来。昨年4月に右膝の手術で休場が続き、昨年九州場所に東幕下6枚目から再出発した。

 ここまでの時間を「長く感じました。家族、親方をはじめ後援会の方々、いろんな人の支えがあったからここまでこられた」という。優勝争いにも何とか踏みとどまっている。残り4日に向けて「自分らしい相撲をとっていきたい」と表情を引き締めた。