アウディF1責任者にビノット氏 フェラーリ前代表

AI要約

アウディがF1プロジェクトの責任者にフェラーリの前代表、マッティア・ビノット氏を任命した。

アウディはザウバーを買収し、2026年からF1に参戦する予定。

ビノット氏はフェラーリ代表を辞任して2年足らずでF1復帰し、COOおよびCTOを兼任する。

アウディF1責任者にビノット氏 フェラーリ前代表

【AFP=時事】独自動車大手アウディ(Audi)は23日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)プロジェクトの新責任者にフェラーリ(Ferrari)の前代表であるマッティア・ビノット(Mattia Binotto)氏が就任すると発表した。

 アウディは今年に入りザウバー(Sauber)を完全買収することが決まり、2026年からF1に参戦する見通しとなっている。

 アウディのF1チーム責任者には当初、現ザウバーのアンドレアス・ザイドル(Andreas Seidl)最高経営責任者(CEO)が指名されていたが、ビノット氏が8月1日付で引き継ぐことになる。

 ビノット氏は2022年シーズン限りでフェラーリの代表を辞任していたが、2年足らずでのF1復帰となる。1990年代中盤に加入したフェラーリでは、CTO(最高技術責任者)を経て2019年から代表に就任していた。

 アウディの発表によれば、ザイドル氏からビノット氏への交代はザウバー株の完全取得とそれに伴う組織構造の再編の一環で、ビノット氏は最高執行責任者(COO)とCTOを兼任する。ザイドル氏と、オリバー・ホフマン(Oliver Hoffmann)会長は共にプロジェクトを離れる。

 ザウバーは今季ここまで0ポイントでコンストラクターズ選手権の最下位に沈んでいる。チームは来季までザウバーの名で参戦し、26年からはアウディとして生まれ変わる。【翻訳編集】 AFPBB News